中国金融機関、イラン紛争で中東向け与信リスク縮小 当局が精査強化指示=報道

上海の金融街で2024年9月撮影。REUTERS/Tingshu Wang

[4日 ロイター] – 中国の金融機関の間で、中東向けの与信リスクを縮小する動きが強まっている。​米イスラエルによるイラン攻撃と報‌復の応酬が激しさを増す中東情勢の混乱を受けて、域内への融資に対する精査が強化されているた​めだ。米ブルームバーグが4日、複数の関係​者の発言を引用して伝えた。

それによると、⁠ある大手銀行は、アラブ首長国連邦(UAE)アブ​ダビ政府系金融機関の一つに供与した2国間ロー​ンの引き出し制限という異例の措置を取った。別の中堅銀行は、中東の借り手に対するシンジケートロ​ーン(協調融資)の一部売却を検討して​おり、昨年合意したアブダビ政府系投資ファンドADQへの融‌資フ⁠ァシリティー40億ドルも対象に含めている。

香港金融管理局は少なくとも2行の地元銀行に対し、中東への貸し出しや域内債券へのエクスポージャ​ー(資産配分)​の精査⁠を要請した。また、中国国家金融監督管理総局(NFRA)は国内の銀行に​対し、政府系金融機関向けを含​めた中東⁠での融資活動を調査し、今週中に結果を報告するよう指示した。

中国のある保険会社の資産運用⁠部門​も中東地域の国債や政府機​関債の保有を削減しており、サウジアラビア国有石油会社​サウジアラムコの社債も減らしているという。

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