
ハンガリーのサザロンバッタにあるドルジバ・パイプラインのステーション。2022年5月撮影。REUTERS/Bernadett Szabo/File Photo
[23日 ロイター] – ウクライナ保安局(SBU)当局者は23日、ロシア産原油を東欧へ運ぶドルジバ・パイプラインにつながるロシア領内タタールスタン共和国アルメチエフスク市近郊の施設をドローン(小型無人機)で夜間攻撃したと発表した。火災が発生したと言及したものの、パイプラインへの影響に関する詳細は明らかにしなかった。
ドルジバ・パイプラインを巡っては、1月にウクライナがロシアの攻撃で設備が損傷したと発表し、ハンガリーとスロバキア両国への輸送が停止された。両国は、供給停止はウクライナの意図的なものだとして非難。原油供給が再開されなければ、ウクライナへの電力供給を停止すると警告している。ウクライナの電力輸入のうち約7割を両国が占める。今回の攻撃を受けて、緊張がさらに悪化する恐れがある。
アルメチエフスク市当局はテレグラムで、ロシア防空部隊が複数のドローンを撃墜し、破片によって工業地帯で火災が発生したと発表。被害の詳細には触れず、こちらもパイプラインへの言及はなかった。アルメチエフスク市は、ロシアとウクライナの国境から1200キロメートル以上離れた場所にある。
ハンガリーのオルバン首相は23日、欧州連合(EU)のコスタ欧州理事会議長(大統領)への書簡でパイプラインの停止について「ハンガリーのエネルギー安全保障を損なう一方的な敵対行為」だと非難。解決するまで、EUによる対ロシア追加制裁措置や対ウクライナ融資を阻止する姿勢を示した。
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