
メキシコ当局は22日、西部ハリスコ州に拠点を置く麻薬組織「ハリスコ新世代カルテル」の指導者ネメシオ・オセゲラ容疑者(通称「エルメンチョ」)が軍の作戦で死亡したと発表した。写真は犯罪組織メンバーがバリケードに使用したトラックの焼け跡。グアダラハラで撮影(2026年 ロイター/Michelle Freyria)
[メキシコ市 22日 ロイター] – メキシコ当局は22日、西部ハリスコ州に拠点を置く麻薬組織「ハリスコ新世代カルテル」の指導者ネメシオ・オセゲラ容疑者(通称「エルメンチョ」)が軍の作戦で死亡したと発表した。米ホワイトハウスは、メキシコに情報を提供し作戦を支援したと認めた。
メキシコ政府はトランプ米政権の圧力を受け、麻薬組織の取り締まりを強化している。
メキシコ国防省によると、オセゲラ容疑者は西部ハリスコ州での銃撃戦で重傷を負い、メキシコ市への空輸中に死亡した。同省は米当局から「補完的な情報」提供を受けたと述べた。
レビット米大統領報道官は、米国が情報支援を行ったとソーシャルメディアに投稿し、「(トランプ政権は)メキシコ軍の協力とこの作戦の成功を称賛し、感謝する」とコメントした。
ランドー米国務副長官はオセゲラ容疑者死亡について、米国とメキシコ、中南米全体にとって「大きな進展」だと述べた。
CJNGは比較的短期間で国際犯罪組織へと勢力を拡大し、現在米国で服役中のホアキン・グスマン受刑者(通称エルチャポ)が率いた「シナロア・カルテル」と肩を並べる存在となった。
麻薬組織に対するメキシコの戦いにとっては大きな勝利となったが、同時に国内各地で暴力が広がることも予想されている。
ハリスコ州のナバロ知事は、状況が収まるまで自宅にとどまるよう住民に呼びかけ、米国大使館も自国民に対して退避を勧告した。
主に北部と西部を中心に6州以上で車両が炎上し、高速道路を封鎖するなど組織側の報復とみられる動きが報告されている。
シェインバウム大統領は22日、国内の大半の地域で通常通りの活動が行われていると強調した。ただ各州の教育局は、23日を休校とした。
米国とカナダの航空会社は、メキシコの一部都市向けの便の運休などを発表している。
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