米GDP、2025年第4四半期速報値は1.4%増に急減速 予想も下回る

米ニューヨークで1月撮影。REUTERS/Brendan McDermid/File Photo

[ワシントン 20日 ロイター] – 米商務省が20日発表した2025年第4・四半期の国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比1.4%増加した。伸びは市場予想の3.0%を下回ったほか、第3・四半期の4.4%から大きく減速した。

43日間続いた政府機関の一部閉鎖の影響で、政府支出が1972年以来最大の落ち込みとなったほか、個人消費の減速が足かせとなった。

ただ、政府機関閉鎖の影響の大部分は第1・四半期に持ち直す公算が大きいほか、26年は減税措置や人工知能(AI)分野への投資で景気が下支えされるとの見方が出ている。

オックスフォード・エコノミクスのチーフエコノミスト、マイケル・ピアース氏は「経済の中核は底堅い」とし、「経済と労働市場が安定化し、インフレが依然高止まりしているため、米連邦準備理事会(FRB)は長期間、金利を据え置くと予想する」と述べた。

トランプ大統領は交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で「政府閉鎖は米国に少なくとも2ポイントのGDPを押し下げた」と批判したほか、「金利を下げろ」と述べ、FRBに対し改めて利下げを要求した。

A column chart with the title 'US gross domestic product'A column chart with the title ‘US gross domestic product’

連邦政府支出は、72年第3・四半期以来の大幅減となる16.6%減。GDP伸び率を1.15%ポイント押し下げ、これは94年第1・四半期以来最大のマイナスの影響となる。

米経済の3分の2以上を占める個人消費は2.4%増。主に高所得層が伸びを主導しているほか、物価上昇が購買力を圧迫する中、消費者は貯蓄を切り崩しているとみられている。第3・四半期は3.5%増だった。

企業の知的財産製品への支出は7.4%増。AI関連の研究開発を反映している。エコノミストは、データセンター、半導体、ソフトウェアなどに絡むAIが、25年の1─9月成長率の3分の1を占めたと見込む。

民間国内最終需要(貿易、在庫、政府支出を除く)は2.4%増だった。

shows drag from shutdownshows drag from shutdown

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.