京都 五条で開催する道具と人の関係性をめぐる研究成果の公開
京都 五条のFabCafe Kyotoで道具と人の関係性を研究する「或ると在る」による研究成果とそのプロセスを公開する展示が会期は2026年3月24日から4月4日まで開催される。本展は道具と人との関係性を中心にした研究成果の発表となる。
本研究の根底にある問いは「何のために道具をつかうのか。何ができる道具をつくるのか。」である。その問いのもと、複数のテーマを行き来しながら、道具と人の間に多様な関係性を構築する実験を行ってきた。道具は私たちの暮らしに必要不可欠な存在である。そのため人に与える影響は大きく、人の在り方にも関わる。道具が有する機能が人の能力に影響を与えることもある。どのような道具と共に生きるかが使い手に問われ、どのような道具をつくるかが作り手に問われている。

重力と対話する積み木 (箱と人の関係性)

或る世界を ただ見る道具 (ふたと人の関係性)
研究の中で重きを置く視点は「人が元来持つ良い所を育むための暮らしの道具」である。人が暮らす場所が、元来持つ良い所を育みながら生きていける場になることを考える視点である。道具は原始時代に人が過酷な世界で生き残るために生まれ、その後は便利さを求めて進化してきた。現在、私たちの身近にある道具としてAIやスマートフォンがある。いずれも便利なツールであり、広く使われている。

花の繊細さを引き立たせる花器 (棒と人の関係性)

所有物の存在を再認識する道具(鉛筆と人の関係性)
本研究で提示するのは、便利さと少し距離を置く道具である。便利さ、経済性、娯楽は現代の道具が存在する主要な目的であるが、それら以外に道具が人と結ぶ関係性を考え、形にすることを試みている。道具についてあらためて考える機会となる展示となる。

少しずつ確かに終わる一日を視覚化する道具(カレンダーと人の関係性)
大江孝明 プロフィール
大江孝明はデザイン研究者・デザイナー・京都芸術大学教授 プロダクトデザイン学科。StockholmのKONSTFACK、BerlinのWeissensee Academy of Artなど海外の大学でGuest professorとして教鞭を執る。自身の研究プロジェクト「或ると在る」を運営しつつ、企業や協会との研究プロジェクトを行っている。
「 或ると在る」の研究展開催概要
会期2026年3月24日から4月4日会場FabCafe KyotoURLhttps://www.t-oe.info/

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