ロシアの国営宇宙企業Roscosmos(ロスコスモス)は日本時間2026年2月12日、バイコヌール宇宙基地から「プロトンM(Proton-M)」ロケットを打ち上げました。ロケットには気象衛星「Elektro-L 5号機」が搭載されており、打ち上げから約6時間半後に静止軌道へ投入される予定です。プロトンの打ち上げは2023年3月以来、約3年ぶりとなります。

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打ち上げに関する情報は以下の通りです。

打ち上げ情報:Proton-M / Blok DM-03(Elektro-L No.5)

・ロケット:Proton-M / Blok DM-03
・打ち上げ日時:日本時間 2026年2月12日 17時52分
・発射場:バイコヌール宇宙基地(カザフスタン)
・ペイロード:Elektro-L 5号機、OChR(副ペイロード、詳細未公表)

Elektro-Lシリーズはロシアのラヴォーチキン科学製造合同が開発した静止気象衛星です。可視光と赤外線をあわせた10の波長帯で地球全体を観測でき、国際的な捜索救難システム「COSPAS-SARSAT」の信号中継にも対応しています。設計寿命は10年。現在は2〜4号機が稼働しており、今回打ち上げられた5号機がこれに加わります。

今回使用された上段ロケット「Blok DM-03」は、1967年から続く「Blok D」シリーズの最新型で、プロトンとの組み合わせは今回が最後となります。プロトン自体も1965年の初飛行以来400回以上打ち上げられてきた老舗ロケットですが、後継機「アンガラ」への移行が進んでおり、今後の打ち上げは限られる見通しです。

関連画像・映像
バイコヌール宇宙基地の射場から打ち上げられるプロトンMロケット(Credit: Roscosmos / Ivan Timoshenko)【▲ バイコヌール宇宙基地の射場から打ち上げられるプロトンMロケット(Credit: Roscosmos / Ivan Timoshenko)】
青空を背景に上昇するプロトンMロケット。気象衛星「Elektro-L」5号機を搭載している(Credit: Roscosmos / Ivan Timoshenko)【▲ 青空を背景に上昇するプロトンMロケット。気象衛星「Elektro-L」5号機を搭載している(Credit: Roscosmos / Ivan Timoshenko)】

 

文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部

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参考文献・出典

Roscosmos(Telegram)- Есть пуск: ракета со спутником — в объективе фотографа Ивана Тимошенко
RIAノーボスチ – Ракета “Протон-М” с метеоспутником “Электро-Л” №5 стартовала с Байконура
TASS – Russia’s Proton-M rocket with Elektro-L weather satellite launches from Baikonur spaceport
NASASpaceflight – Proton-M launches Elektro-L No.5 on its final mission with Blok-DM upper stage
Go4Liftoff – Proton-M Blok DM-03 | Elektro-L No.5

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