
2024年12月11日、カナダのオンタリオ州オタワで撮影。REUTERS/Blair Gable
[オタワ 11日 ロイター] – カナダ銀行(中央銀行)が11日公表した1月28日の政策決定会合議事要旨によると、出席した政策委員は、世界の混乱と不透明感を助長している要因の1つとして米連邦準備理事会(FRB)の独立性が脅かされている事態を挙げたことが分かった。
議事要旨には「ベネズエラ、イラン、グリーンランドなどにおける最近の地政学的イベントや、FRBの独立性に対する脅威が、世界をより不安定にし、不確実性を再燃させた」と記されている。
こうした議論が行われたのはトランプ米大統領が次期FRB議長にケビン・ウォーシュ元理事を指名すると表明する前で、その後カナダ銀行のマックレム総裁はウォーシュ氏の指名を歓迎する意向を示した。
政策金利を2.25%に据え置くことを決めた1月の会合では政策委員から、米国の通商政策が経済的な目標ではなく地政学上の目的に利用される傾向が増大し、一段と予測不能になったとの言及もあった。
そのため「緊張の高まりが世界のサプライチェーンの混乱や経済活動の圧迫につながりかねず、物価に対して上下双方のリスクをもたらす」との懸念が提示された。
こうした中で政策委員は「金融政策決定において選択肢を維持する必要があることで合意した」という。
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