医師のアダム・パールマン機能性医学を専門とする医師のアダム・パールマン。彼は最新の科学研究を検証し、自身の習慣をアップデートしていったという。Dr. Adam Perlman医師のアダム・パールマンは健康的に代謝を高めるために生活習慣を改善してきた。パールマンは新しい研究に刺激を受けて食事を見直し、発酵食品をより多く摂るようになったという。彼は睡眠の質を高め、ストレスを減らすことにも重点を置いて日々の生活を送っている。

アダム・パールマン(Adam Perlman)は医師としての研修が始まったばかりの頃、毎日欠かさず続けていた一つの習慣があった。それは砂糖を大量に入れた甘いコーヒーを注文することだった。

「私はボストン出身なので、ダンキン・ドーナツ(Dunkin’ Donuts)に行き、クリームと砂糖を3杯入れたコーヒーを飲んでいた」と59歳のパールマンはBusiness Insiderに語っている。

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統合医療と機能性医学を専門とし、メイヨー・クリニック(Mayo Clinic)の統合医療プログラムで最高医療責任者を務めた経歴を持つパールマンは、自身の健康への理解を深める中で、日々の習慣そのものをアップデートしていったという。

「まずコーヒーにはクリームと砂糖2杯に減らすことから始めた。次に砂糖を1杯に減らし、その後、人工甘味料に変えた。しかし人工甘味料も身体によくないとわかったので、最終的には何も入れずに飲むことにした」

さらに乳製品由来のクリームは胃の不調を引き起こすことがわかり、これも彼は完全にやめたという。現在、彼は砂糖不使用で、オーツミルクをベースにしたクリームを使っている。

「これらの変化は一度に行ったのではなく、時間をかけて少しずつ進めてきた。そこが重要だ。段階的に変えていけば、それが日常の一部となって無理なく定着していく」

今でも彼は、新しい研究から刺激を受け、その都度、生活習慣を少しずつ見直していると語っている。たとえば、腸内マイクロバイオーム(細菌叢)が代謝の働きに大きく関わっていることがわかってきたこともその一つだ。「腸内の微生物が代謝に関係するとは、ほんの数年前までは考えたこともなかった」と彼は話している。

パールマンは、自らの研究と実践を通して、代謝を上げ、脂肪を燃やしやすくするために続けている3つの習慣を紹介してくれた。

多くの種類の食品を食事に取り入れるパールマンはブロッコリー・スローが好物で、レーズンを加えて味や食感の変化を楽しんでいるという。パールマンはブロッコリー・スローが好物で、レーズンを加えて味や食感の変化を楽しんでいるという。Liudmyla Chuhunova/Getty Images

パールマンは長年にわたる研究と実務経験を通じ、食事を「家計」のように考えるようになった。「タンパク質と野菜は私にとって、いわば住宅ローンや光熱費のようなものだ」と彼は語っている。

ほぼ毎日、筋力トレーニングとクラヴ・マガ(1940年代にイスラエルで開発された格闘術)のような武術も実践するパールマンは、筋肉を作るための土台となるタンパク質を特に重視している。彼が好んで食べているのは、鶏肉、七面鳥、水銀含有量が低いマグロといったタンパク源だ。これらは赤身の肉に比べると、コレステロールを抑える助けにもなり、脂肪も少ないとされている。

一方で、超加工食品や砂糖、精製された炭水化物が多く含まれる食品について彼は次のように語っている。

「それらは私にとって、つい手を出してしまう無駄遣いのようなものだ。知らないうちに摂り過ぎてしまううえに、身体づくりという点では、ほとんど成果につながらない」

その代わりに彼は砂糖や甘味料を一切含まない炭酸水を選び、間食には冷凍したブドウをよく食べている。

ここ数年で彼は食事に「マイクロバイオームを意識した工夫」を加えた。具体的には、腸の健康が代謝の健康と深く関係していることを考え、1週間を通してできるだけ多くの種類の植物性食品を食べるようにし、ギリシャヨーグルトのような発酵食品も欠かさず取り入れている。

「数値を細かく数えたり、記録したりするよりも、食事全体がカラフルになるかどうかを意識している。いわば、『虹を食べる』感覚を持つようにしている」と彼は説明している。彼が買い物に行くときには、特定の食材に偏らないようにし、サツマイモやスナップエンドウ、インゲン豆など、色や種類の異なる野菜を意識して選んでいる。また、彼のお気に入りのブロッコリー・スロー(ブロッコリーの茎や芯を千切りや細長いマッチ棒状に刻み、キャベツや人参と合わせてサラダにしたもの)には、レーズンを加え、食事の中に植物の多様性を自然に組み込んでいるという。

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