ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.02.11 17:58
ロッテ百貨店、新世界百貨店、現代百貨店の韓国大手百貨店3社が昨年、内需不振の中でも業績改善に成功した。業界では特化コンテンツを掲げた大型店を中心に売り上げが増え、韓国文化流行の中で外国人観光客需要を吸収した戦略が奏功したと分析した。
現代百貨店グループは11日、昨年純売り上げ4兆2303億ウォン、営業利益3782億ウォンを記録したと公示した。前年比で売り上げが1.0%増え、営業利益は33.2%増えた。アウトレットを含む百貨店部門では売り上げが2兆4377億ウォンで0.1%、営業利益が3935億ウォンで9.5%増えた。
すでに業績を発表した新世界百貨店とロッテ百貨店も昨年の年間売り上げと営業利益で成長を見せた。
ロッテ百貨店はショッピングモールとアウトレットを含む国内店舗基準で純売り上げ3兆2127億ウォン、営業利益4912億ウォンを記録した。営業利益は昨年より22.5%増えた。新世界も昨年百貨店部門で売り上げ2兆6747億ウォン、営業利益4061億ウォンを記録したが、売り上げは前年の2兆474億ウォンに続き最高記録を更新した。
百貨店の成長を牽引したのは、体験中心の要素を掲げた主要店舗だ。現代百貨店の場合、貿易センター店、板橋(パンギョ)店をはじめ、ザ・現代ソウルなどの代表店舗に集客効果があった。現代百貨店関係者は「昨年百貨店部門はオフライン空間革新と高級化戦略で安定した売り上げ拡大に成功した。板橋店は2015年8月の開店から約10年で年間売り上げ2兆ウォンを記録し韓国の百貨店で最短期成果を記録した」と説明した。
外国人売り上げの割合が上がったのも収益性改善に寄与した。昨年はウォン安、政府の一時的中国人ビザなし入国政策などにより訪韓外国人観光客が過去最大規模を記録しただけに百貨店訪問客も多くなったと分析される。韓国観光公社によると、昨年の年間訪韓客は1893万6562人で、これまで過去最多だった2019年の1750万人を上回った。
新世界百貨店は昨年10-12月期だけで外国人売り上げが前年同期比70%成長し、年間6000億ウォン台の外国人売り上げを記録した。センタムシティ店は昨年クルーズ船などで釜山(プサン)を訪れる外国人が急増し前年比で外国人売り上げが135%増加した。同社関係者は「中国の春節期間も観光客が急増すると予想する。店舗内の外国人専用ラウンジ設置、外国人メンバーシップの優待強化などの戦略を展開する」と説明した。現代百貨店はザ・現代ソウルと貿易センター店を中心に外国人顧客が急増し昨年の外国人売り上げは前年比25%増えた。
ロッテ百貨店は昨年過去最高の年間売り上げを記録したが、明洞(ミョンドン)本店と蚕室(チャムシル)店など大型拠点店舗を中心に外国人観光客が集まった効果だと説明した。同社関係者は「昨年の外国人売り上げは前年比29%増えた。外国人客の国籍も米国と欧州が16%、東南アジアが13%など特定地域に偏らず多角化に成功した」と話した。
ただ内需沈滞の中で内国人需要を引き込む案が不足する点は限界に挙げられる。これに対し百貨店業界は外国人観光客流入に合わせて特化戦略を維持ながらもVIP競争力強化、高級化など本業に集中する計画だと説明した。ロッテ百貨店関係者は「昨年蚕室店に過去最大規模のクリスマスマーケットを展開し顧客の反応を得ただけに今年も差別化された空間で内需沈滞局面を正面突破する計画」と話した。
新世界百貨店関係者は「昨年江南(カンナム)店に6000坪の食品館を構築し、本店をリニューアルして店舗別・商圏別の特性に合わせた戦略を立てた。センタムシティ店や光州(クァンジュ)店、大邱(テグ)店など地域店舗環境も相次いで改善し国内消費者を引き込むだろう」と説明した。

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