イラン高官、米と交渉再開へ協議 仲介役オマーンを訪問

オマーンのアルブサイディ外相(写真左)と会談するイラン最高安全保障委員会(SNSC)のラリジャニ事務局長。オマーンの首都マスカットで10日撮影の提供写真。Erfan Kouchari/Iran’s National Security Council/WANA (West Asia News Agency)/Handout via REUTERS

[ドバイ 10日 ロイター] – 米国とイランが武力衝突の回避に向けて協議再開への準備を進める中、イラン最高安全保障委員会(SNSC)のラリジャニ事務局長は10日、イランと米国の間接協議で仲介役を務めるオマーンを訪問し、ハイサム国王と面会した。国営オマーン通信によると、ラリジャニ氏とハイサム国王は、イランと米国の協議を巡り「バランスのとれた、公正な」合意に至るための方策について意見を交わした。

両者は、イラン、米国の双方が相違点を埋め、地域や世界の平和と安全を促進するために対話を再開する重要性についても強調したという。イラン国営メディアによると、面会は約3時間行われた。

オマーンは先週、イランと米国間の協議を仲介。イラン外務省報道官は、この協議で米国との外交交渉の継続に十分な合意が得られたと説明していた。次回の米国とイランの協議の日程や開催場所はまだ発表されていない。

外務省報道官は、イランの最高指導者ハメネイ師の顧問であるラリジャニ氏の今回のオマーン訪問は事前に計画されていたものだと説明。次にカタールを訪問する予定だと明らかにした。カタールは中東の安定化に向けてこれまでもたびたび仲介役を務めている。

米国は、イランの弾道ミサイル計画を抑制するため、イランとの交渉範囲を核問題以外にも拡大する構えだ。アルメニアを訪問中のバンス米副大統領は9日、イランのウラン濃縮を部分的に容認するかどうかを問われ「交渉においてレッドラインをどこに引くかについては、トランプ大統領が最終的に決定する」と述べた。

一方、イランのペゼシュキアン大統領は、引き続き金融制裁の解除を要求し、濃縮ウランを含むイランの核保有権を主張していく構えを示している。

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