
職員や市民からの祝福を受ける河村紀毅さん(左)、有夏さん夫妻=富山市役所で
富山市は9日、市役所市民ホールで模擬結婚式を開いた。結婚への意欲を高めてもらう目的で企画し、実際に結婚した市内の夫婦がモデルを務めた。
一般社団法人婚活サポートとやまが提案した「婚活にもなるスポーツサークル富山市事業」の取り組みの一環。式を挙げたのは河村紀毅さん(28)、有夏さん(27)夫妻。昨年5月に結婚し、3月に挙式を予定している。「婚活を考える方々の協力になれば」と引き受けた。
人前式の形式で実施。ピアニスト中沖いくこさんの演奏で入場。生きる上で大切な八つの徳を約束する「八重の杯」や、それぞれの実家から持ち寄った水を苗木に注ぐ「水合わせの儀」を交わした。夫婦で「2人の幸せだけでなく、地域の一員として、温かな家庭を育んでいくことを誓います」と決意を述べた。藤井裕久市長が婚姻届の受理証明書を手渡し、結婚成立を宣言。「にぎやかで温かい家庭を築くことを願っている」と祝福した。夫妻は大勢の職員や市民に囲まれながら、大階段でフラワーシャワーを浴びた。
有夏さんは「たくさんの人に見守られ、貴重な機会になった」と笑顔。藤井市長は「幸せな姿を見て、僕も私も結婚したいと思ってもらえたらうれしい」と話した。市の施設での式は初めてで、市は反響を聞いた上で今後の展開を検討する。(篠崎美香)

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