選挙戦の取材を担当した梅田記者と、今回の結果を振り返っていきます。
まずは、県内の政党ごとの議席数を見ていきましょう。

改選前まで県内3つの小選挙区では、自民が2議席、国民が1議席を確保していました。
今回の選挙では自民が2議席、国民が1議席を維持しました。
一方 比例では、中道が議席を失い、自民が1議席を獲得しています。
◆長崎1区
小選挙区の結果、長崎市全域が選挙区の「長崎1区」です。
国民・前職の西岡さんが、次点の自民・新人の浅田さんに4万票差あまりの差をつけ、盤石な戦いを見せつける結果となりました。
浅田さんは、比例九州ブロックで復活当選を果たしています。

投票を終えた有権者を対象に行った出口調査の結果を見てみますと、西岡さんは国民支持層の9割を固めたほか、自民、中道、無党派層にも浸透したことが分かります。
前回の参院選に続けて「手取りを増やす政策」を掲げたほか、ガソリン暫定税率の廃止といった実績もアピールして幅広い層から支持を集めました。
一方 浅田さんは準備不足の中、選挙戦に突入。
保守分裂となった知事選の影響で、自民党県連が一枚岩になりにくい中でも “高市旋風” を追い風に、着実に票を増やしました。
◆長崎2区
続いて2区は、自民と新党・中道の前職による事実上の一騎打ちとなりました。
立憲と公明がタッグを組んだ「中道」の影響力が未知数でしたが、結果的に自民の加藤さんが5万3000票あまりの差をつけて制しました。

市町ごとの結果を見てみます。
加藤さんは地元「島原市」で、8300票あまり差をつけて突き放しています。

中道・山田さんの地元「大村市」。
ここでも加藤さんは、8700票あまりの差をつけて安定した戦いを進めました。
前回 “裏金問題” で逆風選挙を経験したことで、陣営の引き締めを図り、徹底した選挙活動を展開。
さらに高市旋風が吹き込んだことで、島原半島を中心として組織票とともに無党派層も広くまとめたとみられます。

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