歩数や睡眠を記録するには、スマートウォッチなどのウェアラブルを手首に装着するものだと思われがちだ。だが実際には、スマートフォンだけでも多くの指標をモニタリングできる。
たとえば、スマートフォンには歩数を自動で記録する機能がある。常に携帯していれば、追加のデバイスなしで、日々の歩数目標に到達しているかどうかを把握できるようになる。食事や睡眠など、ほかの指標を記録するにはサードパーティ製アプリが必要になるが、その選択肢は豊富だ。健康やウェルビーイングの目標を立てるために、別途フィットネストラッカーを購入する必要はない。
もちろんウェアラブルには利点もあり、心拍数のようなデータを常時モニタリングできる点や、朝のジョギングでも装着しやすい点は魅力だ。ただし、スマートフォン単体で何ができるのかを理解したうえで、スマートウォッチやフィットネストラッカーが本当に必要かどうかを検討する価値はある。
便利な機能
iPhoneを使っているひとは、まず「ヘルスケア」アプリを開いてみよう。1日の運動時間から食事に含まれる糖分量まで、記録できるデータの幅広さがわかる。すべて手動入力にも対応しているため、時間をかければかなり包括的な健康データを蓄積できるようになっている。
iPhoneは内蔵されたモーションセンサーを使って、1日の歩数を自動で記録できる。持ち歩いている限り常に機能してくれるので、特別な設定は不要だ。歩行速度や歩行距離などのデータを確認するには、右上のプロフィール画像をタップし、「デバイス」からiPhoneを選択する。

The iPhone Health app can track steps and distance.David Nield
データを確認するには、「概要」画面で項目名を検索するか、「すべてのヘルスケアデータを表示」を選択する。各項目から「データソースとアクセス」を開くと、そのデータを提供しているデバイスやアプリが表示される。リストから任意の項目を選択し、不要な場合は「編集」をタップすれば削除できる。
Androidでは状況がやや複雑になる。「ヘルス コネクト」という内蔵ツールがあるものの、すこし奥まった場所にある。設定から「セキュリティとプライバシー」→「プライバシー管理」→「ヘルス コネクト」と進むと見つかるが、これ単体では何も記録できず、ほかのアプリとの連携が前提になる。
グーグルが所有する「Fitbit」は、アプリが多くのAndroid端末にプリインストールされていることを考えると、事実上の標準アプリといえる。ヘルス コネクトと連携し、専用トラッカーなしで歩数を記録できる。「今日」タブからデバイスアイコンをタップし、未接続の場合は「電話を追加」を選ぶ。同じ画面でヘルス コネクトとの連携管理も可能だ。

Androidユーザーは、Fitbitを使えばスマートフォンのみで歩数を記録できる。DAVID NIELD
David Nield

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