
ウクライナのゼレンスキー大統領は、米国がロシアとウクライナに対し、6月までに戦争終結に向けた解決策を見いだすよう求めていると明らかにした。記者団へのコメントを大統領府が7日公表した。キーウで5日撮影(2026年 ロイター/Alina Smutko)
[キーウ 7日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は、米国がロシアとウクライナに対し、6月までに戦争終結に向けた解決策を見いだすよう求めていると明らかにした。記者団へのコメントを大統領府が7日公表した。
ウクライナとロシアは4─5日にアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで米国仲介による高官協議を行った。ゼレンスキー氏によると、米国は1週間後に米フロリダ州マイアミで協議を行うことを提案し、ウクライナは受け入れたという。
同氏は「米国は夏が始まる前に戦争を終わらせるよう提案しており、この日程を順守するよう迫る可能性が高い」とし、「米国にとっては(11月の米中間)選挙の方が間違いなく重要だ。彼らは6月までに全てを終わらせたいと言っている」と述べた。
ロイターはこれに先立ち、関係筋の話として、米国とウクライナが3月までの和平合意という野心的な目標について協議したが、領土問題で依然隔たりがあるため合意時期は遅れる可能性が高いと報じていた。
ゼレンスキー氏によると、米国は交渉期間中の緊張緩和策として、エネルギーインフラへの攻撃を対象とする新たな停戦で合意するよう双方に求めている。
ウクライナはロシアの石油施設や他のエネルギーインフラへの攻撃を停止する用意があるが、ロシアはまだ同意していないという。
同氏はまた、軍関係者が停戦監視の技術的側面について詳細に協議したと述べた。ウクライナの安全の保証や戦後復興の枠組みとなる経済協力についても話し合ったという。
さらに、ロシアのドミトリエフ大統領特別代表が最大12兆ドル規模の米ロ協力協定を提案したとウクライナ情報機関から報告を受けているとし、米ロ間のいかなる合意もウクライナ憲法に違反してはならないと強調した。
領土問題についてはウクライナとロシア間で依然として隔たりが大きいと述べた。米国はドネツク州に自由経済圏を設置することを提案しているものの、ウクライナもロシアも同案に前向きではないと語った。
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