配慮いっぱい 校舎に温かみ 4月開校の「水橋学園」住民見学 体育館にエアコン/人工芝の広場/不登校生 支援も

4月に開校する水橋学園=富山市水橋中村で

 富山市水橋地域に4月に開校する義務教育学校「水橋学園」の地域住民向けの内覧会が6日、現地であり、住民約540人が真新しい校舎を見学した。市内初のエアコン完備の体育館や、多目的ホールなどを設け、木材を活用した温かみのある空間に仕上がった。(篠崎美香)

 市は、水橋地域の7小中学校を統合し、旧水橋高校の跡地で整備を進めた。事業費は100億260万円。

 敷地面積は東京ドーム約1・2個分の5万5875平方メートル。グラウンドは2万千平方メートルで、人工芝のテニスコート4面や6コースのプールのほか、天然芝のサブグラウンドや、雨でも運動ができる人工芝の広場も設けた。

 校舎は3階建て鉄筋コンクリートと鉄骨造。体育館は900平方メートルと、1300平方メートルの2面があり、いずれも市内で初めてエアコンを配備した。

 不登校の児童生徒の支援環境も整っている。教室に通うのが難しい児童生徒の居場所となる「校内サポートルーム」や相談室を配置。学校に慣れない1、2年生向けには、教室の隣に心を心を落ち着ける空間「デン」を設けた。

 階段構造の多目的ホール「みずはしホール」は、旧水橋高校のステンドグラスを移設した。学習発表会などでの利用を想定する。3〜6年生の教室の隣にはグループ学習がはかどる少人数教室を設けた。

 災害時は太陽光発電と蓄電池で電源を確保し、避難所としての機能も担う。住民が集う体育館にガス空調を導入し、ガス貯蔵タンクを備えた。

 住民らは「オープンな空間が多く、他学年とも活発に交流ができそう」「子どもへの配慮が細やかで安心して通わせることができる」と話していた。

 通学用に大型バス3台、マイクロバス5台を購入し、常時6、7台が運行する。事業費は6億757万円。

 昇降口にはスクールバスの発着を知らせるモニターを設置。子どもたちの乗降はQRコードで管理し、保護者は、通信アプリ「LINE」を介してバスの位置を確認できるシステム「モークル」で確認できる。

 2026年度の児童生徒数は小学生430人、中学生248人(昨年5月時点)。月内に保護者説明会と児童らの交流会を開く。

WACOCA: People, Life, Style.