
ロシアが制裁措置を逃れて石油を輸送するために利用している「影の船団」の一部とみられるタンカー「グリンチ号」を取り囲むフランス海軍のボート。アルボラン海で1月撮影。REUTERS/Manon Cruz/File Photo
[ブリュッセル 6日 ロイター] – 欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は6日、欧州委員会が新たな対ロシア制裁措置を提案したと明らかにした。これには、ロシアの石油輸出を目的とした海運サービスの全面禁止が含まれるとした。
フォンデアライエン氏は声明で、約4年前のロシアのウクライナ侵攻以降、第20弾目となる今回の制裁措置は、ロシアに本格的な和平交渉を迫ることを目的としていると説明。「ロシアは圧力をかけられた場合にのみ、真の意図を持って交渉のテーブルにつく。これはロシアが理解する唯一の言語だ」と述べた。
ロシアは西側諸国の海運会社を利用して、自国産原油の3分の1以上を西側諸国のタンカーで輸出しており、今回の措置により、ギリシャ、キプロス、マルタを含むEU加盟国の船舶を通じて行われている取引は終了することになる。
また、新たな制裁には、まだ制裁対象となっていない金属、化学物質、重要鉱物の輸入禁止が含まれるほか、欧州の対ロシア輸出がさらに制限されると述べた。
さらに欧州委は、ロシアの地方銀行20行を新たにリストに追加し、暗号資産(仮想通貨)や貿易会社に対しても措置を講じると述べた。
同制裁案の発効には、EU加盟国による承認が必要となる。
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