
スピーチするトランプ米大統領、ワシントンで5日撮影 REUTERS/Al Drago
[ジュネーブ 6日 ロイター] – 米国は6日、米ロの核軍縮合意「新戦略兵器削減条約(新START)」が前日に失効したことを受けて新たな軍備管理合意の締結を呼びかけた。また中国が2020年に秘密裏に核実験を実施したと非難し、ロシアだけでなく中国も参加する新たな広範な軍備管理条約の締結を求めた。
ジュネーブ軍縮会議でディナンノ米国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)は、新STARTは欠陥があり中国が含まれていないため、延長しても米国にも世界にも利益をもたらさないと主張した。「今日、米国は複数の核保有国からの脅威に直面している。単一の核保有国とだけ結ぶ2国間条約は、2026年以降には不適切だ」と語った。これに先立ち記者団に、トランプ大統領は核兵器管理に関する新たな条約を望む姿勢を明確にしてきたと述べた。
次官はまた「中国が核実験を実施したと米政府は認識している」と指摘。中国軍は「核実験禁止義務に違反すると認識しており、地震監視の有効性を低下させる手法『デカップリング』を用いて活動を世界から隠蔽した」と述べた。その上で、実験日は2020年6月22日だったと明らかにした。
中国の沈建軍縮大使は米国の非難には直接言及せず、中国は核問題に関して常に慎重かつ責任ある行動をとってきたと表明。「いわゆる中国の核の脅威を米国が声明で煽り続けていることを中国は認識している。このような虚偽の言説に断固反対する」とし、米国が「軍拡競争を激化させた元凶だ」と述べた。
会議に出席した複数の外交官は、米国の主張は新しいもので懸念すべき内容としている。
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