EU重要物資備蓄、仏独伊が役割分担 中国依存脱却へ=関係筋

欧州委員会本部の外に掲揚されたEU旗。2025年12月、ブリュッセルで撮影。REUTERS/Stephanie Lecocq

[ロンドン 4日 ロイター] – 欧州連合(EU)は重要物資の備蓄計画を推進しており、中国への依存度低減に向け、イタリア、フランス、ドイツが主導的役割を担う見通しだと、4人の関係者が明らかにした。

EUは昨年12月、中国への原材料依存を減らすことを目的とした「リソースEU」計画を発表した。共同備蓄のほか、再利用可能な金属スクラップやレアアース廃棄物の輸出制限が含まれる。欧州委員会は詳細をまだ明らかにしていない。

関係筋によれば、重要鉱物備蓄の構築に向けた動きが進んでいる。昨年12月にEU当局者とのオンライン会議に出席した3人の関係者によると、フランスが購入資金の確保、ドイツが調達、イタリアが保管をそれぞれ担当する。

欧州委の報道官は「リソースEU計画に基づき、欧州委は重要原材料のEU備蓄強化に向けたパイロットプロジェクトについて複数の加盟国と緊密に協力している。現在10カ国が参加している」と述べた。各国は鉱物の量、物流、長期保管などの費用を賄うための資金調達を評価する作業グループに分かれていると説明した。

関係筋によると、12月の会議では保管施設が焦点となり、イタリアのパコリーニ・グローバル・サービシズやオランダのC.シュタインウェグが運営する施設などが議題に上がった。

ある関係者はフランスがどの銀行と交渉しているか、またドイツがどの生産者に接触しているかについては把握していないと述べた。

別の関係者は、イタリアが「欧州委と、また技術レベルでは専用作業グループに参加するドイツやフランスを含む他の加盟国と調整協議を進めている」と話した。

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