
テスラのギガファクトリー2。米ニューヨーク州バッファローで2018年8月撮影。REUTERS/Brendan McDermid
[北京/ロサンゼルス 4日 ロイター] – 4日の中国市場で、中国の太陽光発電関連株が急騰した。米国での大規模な太陽光発電施設の建設計画を発表した米実業家イーロン・マスク氏が派遣したチームが中国の太陽光発電関連企業を訪問したと地元メディアが報じたことを受けた。
ただ、一部の企業は協力関係や合意の存在を否定している。
CSI太陽光関連指数は3%以上上昇した。
中国民間メディアの新浪財経が3日、中国の太陽電池業界の情報源をもとに報じたところによると、マスク氏が派遣したチームが最近、国内の太陽光発電関連企業数社を訪問した。訪問先は、設備、シリコンウエハ、バッテリーモジュール、ペロブスカイト技術などを扱う企業だったという。訪問先の企業名は明らかにしなかった。
国営メディアの証券時報は4日、中国の太陽光パネルメーカーであるGCLグループがマスク氏のチームの訪問を確認したと報じた。
別の報道では、太陽光大手ジンコソーラー(688223.SS), opens new tabも証券時報に対し、マスク氏のチームと最近接触があったと明らかにした。ジンコソーラー株は4日に20%急騰し、ストップ高となった。中国の同業トリナソーラー(688599.SS), opens new tabの株価は9%上昇した。
ジンコソーラーは4日夜に上海証券取引所に提出した文書で、マスク氏のチームとは一切の協力関係にないこと、枠組み合意や正式契約を締結していないこと、受注も存在しないことを明らかにした。
中国の太陽光発電設備メーカーである高測科技(GaoceTechnology)も4日に同様の提出書類を発行し、マスク氏のチームとの協力やいかなる合意も否定した。
マスク氏は先週、米電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tabの決算発表で、米国内に100ギガワットの太陽光発電設備を建設する計画を発表。数日前には「米国は太陽光発電だけで電力需要を全て賄える」と発言していた。
同氏は「太陽光発電の潜在力は過小評価されている」とし、「年間100ギガワットの太陽光発電セル生産を目指し、原材料から完成品パネルまでサプライチェーン全体を統合していく」と語った。
また、マスク氏は今週Xで中国の太陽光産業の製造能力を称賛した。「中国は驚異的な製造大国であり、太陽光が未来であることを深く理解している」と投稿した。
テスラはコメント要請に応じていない。
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