ゼレンスキー氏「米の反応を期待」、ロシアがエネ施設集中攻撃

写真はウクライナのゼレンスキー大統領。キーウで3日撮影。REUTERS/Anatolii Stepanov

[キーウ 3日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、ロシアが2日夜から3日早朝にかけてウクライナのエネルギー施設に対する集中攻撃を実施したことについて、ロシアがエネルギー施設への攻撃一時停止を利用して弾薬などを備蓄し、和平協議の前日に数百機のドローン(無人機)と記録的な数の弾道ミサイルでウクライナを攻撃したと非難した。

また、エネルギー施設に対する攻撃の一時停止を提案した米国の反応を待っていると述べた。

ウクライナ当局によると、ロシアはドローン450機とミサイル70発以上を投入し、ウクライナのエネルギーインフラなどを攻撃。気温が摂氏マイナス20度前後またはそれ以下となる中、多くの地域で電力と暖房が停止している。

ゼレンスキー大統領は恒例の夜のビデオ演説で「ロシアの攻撃に対する米国の対応を期待している。外交努力が続けられている間と、厳しい寒さが続く間は、エネルギーインフラへの攻撃を停止するとの提案を行ったのは米国だった」と述べた。その上で、和平協議でウクライナに譲歩が求められているが、ロシアも「侵略の停止」という形で譲歩する必要があると語った。

また、Xへの投稿で「ロシア軍は攻撃を一時停止するという米国の提案を外交支援のためではなく、ミサイル備蓄のために利用した」と非難した。

トランプ米大統領はホワイトハウスで記者団に対し、ロシアのプーチン大統領との合意は1日に失効したと指摘。「(合意は)1月25日から2月1日までだった。合意は失効し、プーチン氏は昨夜、ウクライナを激しく攻撃した」と述べた。また「彼は約束を守った。現地の寒さは非常に厳しいことから、われわれはどのような(攻撃停止も)受け入れる。だが合意は1日までだった」とした。

失望したかを問われると「戦争を終わらせてほしい」と答えた。

ウクライナ、ロシア、米国は4─5日にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで新たな3カ国協議の実施を予定。 こうした中でもロシアによる攻撃は続いており、この日はウクライナ南東部ザポリージャ州の州都ザポリージャでロシアのドローン攻撃で少なくとも2人が死亡、9人が負傷した。ザポリージャ州のフェドロフ知事によると、高層集合住宅4棟が被害を受けた。

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