2月8日に衆議院選挙の投開票が行われます。選挙で浮かび上がる社会の課題を、新潟の現場から見つめます。
今回は「人口減少×選挙」について。就職で新潟を離れる人、結婚・出産に踏み出せない人……県内の人口減少の背景には若者の将来への不安が潜んでいました。
■進学を機に関東へ 新潟市出身の大学生
雲一つない青空の下でサッカーを楽しむ若者。新潟市出身の平井壱弥さん、20歳です。
進学をきっかけに神奈川県に住み大学の体育会サッカー部で毎日練習を行っています。
平井壱弥さん
「新潟だったら雪の上なのでボールあまり蹴れなくて。やっぱこっちだとずっと晴れているので、いっぱいできて、うまくなれるかなと思ったので」
部活仲間の多くは関東出身。一緒に過ごしていく中で平井さんも、関東の良さを感じ始めていました。
<部活仲間との会話>
部活仲間)「どうなの?こっちの方がいいと思う?」
平井さん)「こっちの方がいいと思っちゃうよね、やっぱり。田舎育ちで都会見たらそう思っちゃった」
部活仲間)「就職先もいっぱいあるよね」
新潟県の人口は1998年の249万人をピークに減少。2024年には210万人となり減少率は過去最大となりました。
■「今後どうなっていくのか不安」選択肢を広げるため関東での就職を検討
こちらは、年代別で県内の人口の移動を表したグラフです。黒いラインより上が「転入超過」、下が「転出超過」を表しています。男女ともに10代、20代の若者の転出が目立っています。そのうち、転出先として半数以上を占めているのが関東です。
大学では経済を学んでいる平井さん。現在は大学2年生で、この春から始める就活では関東の企業を見ているといいます。そこには、将来の社会への不安も……
平井壱弥さん
「今後どうなっていくかっていうのが、みんなわからなくて怖いと思うので。関東には大手というか大きい会社がたくさんあって、選択肢がいっぱいあるので」
場所によって未来の可能性が制限されないよう、選択肢を広げたいと話す平井さんに、母の路子さんは。
母・路子さん
「寂しさもありますけど、でもやっぱりやりがいをもって仕事をしてもらいたいので、場所はこだわらなくてもいいかなと私は思っていました。仕事の選択肢がたくさんあれば、みんな新潟にも来る可能性はあるかなと思いますけど」

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