私は昔からテレビっ子で、今も毎週欠かさず見ているテレビ番組があります。最近は映像配信サービスで、過去の放送や地方の番組を見ることも。映画やアニメ、YouTubeのお気に入りチャンネルも含めると、気づけば毎日何かしら「映像」に触れています。

だからこそ、家にはちゃんとテレビを置いています。少し型は古くなったけれど、4K画質で、普段の視聴環境としては十分以上。

それでも、やっぱり憧れるのが、プロジェクターの “大画面”。映像を大きく映し出すだけで、なぜかワクワクするあの体験。高精細なテレビとはまた、別の魅力があります。

しかし、現実的に考えると導入のハードルは高め。大きなスクリーンを設置する場所はないし、高画質モデルは価格的に手が出せないし……。

壁やブラインドへの投影でもそこそこの映りで、手間なく設置できて、使わない時も出しっぱなしにできるデザイン。そんな “自分の暮らしにちょうどいい” プロジェクターを探し求めていたら、2026年1月、ついに見つけました!

「XGIMI NOVA」39,900円

それが、XGIMI「NOVA」です。プロジェクターというよりライトのような可愛いデザイン、3万円台と手に取りやすい価格、自動で画面調整する高性能! 一目見て、グッと心を掴まれてしまいました。

「NOVA」は “使いやすさ” に優れた一台。初めて使う人にもピッタリプロジェクター界隈で人気のXGIMIから、使いやすくお手頃な新モデルが登場

XGIMIは、2013年に設立されたプロジェクターメーカー。2023年、2024年と2年連続でプロジェクター出荷量のシェア世界第1位を獲得した人気のブランドです。

XGIMIプロジェクターの特徴は、簡単に操作できる使い勝手の良さ。自動台形補正やオートフォーカスなどの精度が高く、「設定が面倒」「調整が難しそう」といったプロジェクターに対する心配を払拭してくれます。

NOVAは、そんな “使いやすさ” を追求した一台。ジンバル一体型の本体デザインも、そのひとつです。本体が300度回転できるから、本体の位置は変えずに、投影の向きを自由に調整可能。天井への投影もできます。

下向きで電源を入れると、スピーカーライトモードにくるっと本体を回転させて、好きな場所に投影できる

限られた生活空間の中では、三脚を立てたり、置き場所を変えたりするのは意外と大変。でも、NOVAならその必要はありません。設置の工夫を頑張らなくていいから、思い立ったときにすぐ使える。この気軽さが大きな魅力です。

「思い立ったらどこでも投影」これが本当に便利で、自然とプロジェクターに手が伸びます

本体にGoogle TVを搭載し、NetflixやYouTube、Prime Videoなど、動画配信サービスをそのまま再生可能。電源を入れればすぐ観られて、配線も最小限で済む点も、使いやすさに繋がります。

付属リモコンにNetflixなどのダイレクトボタンもあって便利

さらに、バッテリー駆動にも対応。電源ケーブルなしに使えるから、移動も自由自在です。ちなみに外形寸法は135.4×115×306.9mm(幅×奥行き×高さ)で、質量は1.4kg。省スペースに使えて、移動に困らない重さです。

バッテリー駆動時は、消費電力を抑える省エネ(ECO)モードが推奨。バッテリー駆動&省エネモードで、動画再生が約1.2時間、音楽再生が約4時間ほど使えます。映画一本分には少し足りませんが、TVアニメやYouTube動画を楽しんだり、天井に投影してそのまま寝落ち……なんて時には、ちょうどよく使えます。

カゴバッグのような感覚で、すいっと持ち運び。電源から遠い場所でも一定時間使えるバッテリー駆動に切り替えると、自動でECOモードに切り替えプロジェクターっぽくない?暮らしにスッと馴染むデザインが◎

初めてNOVAを見たとき、真っ先に惹かれたのが「デザイン」です。

角のない丸みを帯びたフォルムで、ポータブルライトやランタンのような印象。家電やガジェット感が抑えられていて、暮らしの空間にスッと馴染みます。

生活空間の中で、浮かずに馴染む。置きっぱなしでもインテリアの邪魔にならないデザイン

ライトのような印象は、見た目だけじゃありません。本体を下向きにするとBluetoothスピーカーとして機能し、スピーカーとして使っているときは、本体下部のライトが優しく光ります。ライトの明るさも程よく、テーブルライトのように使えますよ。

何より一押しは、本体のカラーリング! 今回試した「Cloud Ash」は、ほぼホワイトの本体に、柔らかさのあるグレーの取っ手+台座部分を組み合わせた配色。どんなインテリアにも合うし、特に淡い色合いやナチュラルな雰囲気が好きな人にはおすすめです。

「Soda Blue」のブルー&オレンジの組み合わせが、ポップで可愛い!

もうひとつの「Soda Blue」は、他にないブルーとオレンジの組み合わせが印象的! カラフル好きや、ポップでかわいいものが好きな人はもちろん、空間にアクセントが欲しい人には、思い切ってぜひ選んで欲しいカラーです。

手間なくキレイな画面が完成!「部屋中どこでも使える」が本当に叶います「XGIMI NOVA」を約10日間ほど試用。思いのほかキレイで満足!

約10日間ほど毎日使ってみて感じたのは、「想像以上に映像がキレイ」で「満足度が高い」ということ。

NOVAはLED光源を採用しており、画質はフルHDです。当然ながら、4Kの高画質には及びません。けれど、テレビも持っている身としては、“精細な映像美” はテレビで見ればいいし、プロジェクターに求めているのは画質より “大画面の視聴体験” なんです。

私は、映画の気分を高めたいときや、アニメやYouTubeを流し見するときに使っているのですが、フルHDで十分。また、安価なモデルは色の表現力が浅いことが多く、映像が薄くなりがちですが、NOVAはその点も◎。パキッとしすぎず、浅くなりすぎない絶妙な彩度で、映像を気持ちよく楽しめます。

分かりにくいですが「天井投影」の様子。画質も十分だし、ニューヨークとダイタクのトークを見ながら、最高の寝落ち体験ができました!

使い心地の点では、やはり自動台形補正とオートフォーカスが秀逸! 電源を入れて投影するだけで、すぐに画面が整います。これが本当に楽で、ありがたい。

特にフォーカスは、ピシッとキレイに合う確率が高く、壁投影でも細かな部分まで見やすいです。個人的にフォーカスが甘いのが一番嫌いなのですが、NOVAはストレスフリーに使えました。

自動台形補正も高確率でハマりますが、「絶対」ではなく、たまに失敗もありました。角度調整や本体移動が楽なぶん、意図せず、投影が難しい向きに置いていることもあるのでしょう。そんな時は再び角度調整すれば、また自動で調整してくれます。

「画面の歪みは直ったけれど、サイズが妙に大きくなった」という時は、設定メニューの「台形設定」から、「画像ズーム」と「画像変位」をチェック。ある程度調整できるから、、映したい場所に “ちょうどいいサイズ” で、“ちょうどいい位置” を設定できます。

特別なことではなく、それなりのモデルには備わっている機能ですが、価格を抑えていくと、こういう細かな機能は削られていくもの。困った時に、この「手動調整の幅」があるおかげで、投影場所を選ばず、「部屋中どこでも使える」が本当に叶うんです。

デジタルズームで画面の大きさを調整可能画像変位は、投影画面の位置を微調整できる。限界はあるけれど、結構使える!

NOVAの明るさは250 ISOルーメン……といっても、プロジェクターを使い慣れていない人にとっては、言葉で理解するのは難しく、いまいちピンときませんよね。

250 ISOルーメンは、どの程度の明るさなのか? 私の実感としては、夜に照明を消して暗くした環境で使うのが一番おすすめ。逆に日中の明るい環境下では、正直言って不足感があります。

14時頃、ブラインドを閉じて電気を消した状態。映像の細部までしっかり見るのには不向き

ただ、個人的には十分だとも思っています。私は日中、ラジオ感覚で芸人さんのYouTubeチャンネルを流しているのですが、映像はある程度見えればOKなので、困ることはありませんでした。

それに、前述したように「フォーカスがしっかり合う」から、映像の明るさが不足していても、意外と見えてるんですよね。「昼夜問わず、はっきりした映像を見たい」という人には向かないけれど、夜のリラックスタイム中心に使う人には十分だと思います。

テレビつけて見るほどじゃないんだけど……な時って結構ある。そんな時は大活躍です

惜しい点としては、レンズの近くを通ったら消灯するといった安全機能がないこと。我が家は猫がいるので、近づいてくるとサッと手でレンズを隠すことに。価格を考えれば、求めすぎかもしれませんが、ペットや小さなお子さんがいる家庭は留意したいところです。

想像以上に聞き取りやすくてびっくり。暮らしのBGMにもちょうどいいサウンドプロジェクター内蔵のスピーカーなのに、あれ?思っていた以上に、“使えるサウンド”で驚き

お手頃価格のプロジェクターは、どうしても音が軽くなることが多いですが、NOVAは音質面でも優秀。Sound by JBLの3W×2スピーカーを内蔵し、ドルビーオーディオにも対応しています。

実際に聞いてみると、思っていた以上にくっきりした音で、聞き取りやすい印象。スピーカーモードでも、音楽再生のバランスの良さを実感します。

特に、人の声がちゃんと前に出て聞こえるから、芸人さんのYouTubeでトークコンテンツを大量に見ている私としては、とても快適でした。また、Bluetooth対応なのでイヤホン接続も可能。夜遅い時間でも、安心して使えます。

夜に寝ころんで使う時は、オープンイヤーイヤホンと一緒に使うのがお気に入り

なお、きちんと成り立っている音ではあるけれど、包まれるようなサラウンド体験は難しいので、その辺りは期待しすぎないように。

日常の延長で、小さな“非日常”を楽しみたい人へ

NOVAは、特別なスペックを持ったプロジェクターじゃありません。だけど、使えば使うほど実感する、秀逸な「使いやすさ」があります。

やっぱりプロジェクターって、まだ使うのに構えてしまう人も多いと思います。NOVAなら、ガジェットに詳しくなくても、設置や操作に迷わず使える。だからこそ、日々の暮らしの中で気軽に楽しめるプロジェクターだと思います。

天井に投影したり、ちょっとした壁のスペースに映し出したり。そんな小さな “非日常”を楽しむ相棒として、おすすめの一台です。

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