
吉野川水系で第一次取水制限へ 早明浦ダムの貯水率低下で【香川】
国土交通省四国地方整備局はきょう(30日)、吉野川水系水利用連絡協議会において、「第一次取水制限」を実施することを決定したと発表しました。
取水制限は早明浦ダムの貯水率の低下によるもので、開始する貯水率は50%程度とされています。第一次取水制限が実施されると、池田ダム地点からの供給量について、徳島県への供給量は新規用水分を20%、未利用分を54.5%削減します。
また、香川県への供給量は新規用水分を20%削減します。具体的な取水制限の開始時期については、改めて発表される予定です。
吉野川の状況
吉野川の状況を見ると、池田地点上流での降雨量は平年を大幅に下回る状況が続いています。11月は31.4mm(平年値119.9mmの26.2%)、12月は32.0mm(平年値94.0mmの34.0%)、1月は13.8mm(1月30日0時現在)と少雨状態が続いています。
早明浦ダムの貯水率は1月30日0時現在で61.0%となっており、平年値の83.5%と比較して低下しています。現在、池田地点での必要な流量は約27m³/sで、不足分を早明浦ダムからの補給で賄っており、このためダムの貯水量が減少しています。
今後、貯水率が回復しない場合は第二次取水制限について協議
国土交通省によると、今後の降雨状況により貯水率が回復せず、さらに第二次取水制限の必要が見込まれる場合には、次回の協議会(幹事会)を開催し、今後の取水制限などについて協議するとしています。
関連情報として、第一次取水制限時の供給量は、徳島県への不特定分が15.00m³/s(削減なし)、新規分が4.18m³/s(20.0%削減)、未利用分が3.04m³/s(54.5%削減)となり、合計で22.22m³/s(17.5%削減)となります。香川県への新規分は3.95m³/s(20.0%削減)となり、全体では26.17m³/s(17.9%削減)となります。

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