
1月27日、オタワの国会議事堂で発言するカーニー首相。 REUTERS/Patrick Doyle
[オタワ 29日 ロイター] – カナダのカーニー首相は29日、米政権当局者がカナダ西部アルバータ州の分離独立派と会合を持ったという報道について、「米政権がカナダの主権を尊重することを期待する」と述べた。
英紙フィナンシャル・タイムズによると、米国務省当局者は、カナダのエネルギー生産の中心地であるアルバータ州の分離独立派「アルバータ繁栄プロジェクト」と3回の会合を持った。同団体は、カナダからの独立の是非を問う住民投票の実施を呼びかけている。
カーニー首相は記者会見で、カナダの主権尊重という点について「トランプ大統領との対話でも常に明確に伝えている」と述べた。またトランプ大統領との会談で、アルバータ州の独立問題を議題に上げたことは一度もないと強調した。
アルバータ州のスミス首相は、同州がカナダにとどまることを望んでいると述べているが、世論調査では、住民の30%がカナダ連邦政府の過剰な干渉にうんざりしているという見方を示している。
スミス首相はこれまでに、同州と太平洋沿岸を結ぶ石油パイプラインの建設を強く求めているが、隣接するブリティッシュコロンビア州のエビ―首相はこの計画の可能性を排除している。エビ―氏は記者団に対し「他国に対しカナダ解体への協力を求めるのは反逆行為だ」という認識を示した。
ベセント米財務長官は先週、アルバータ州独立の住民投票の可能性に関する質問に対し、「人々は主権を、そして米国が持っているものを望んでいる」とし、「米国に編入すべきだ」と述べていた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.