米国株式市場=S&P最高値更新、ヘルスケア株急落でダウは408ドル安

米ニューヨーク証券取引所(NYSE)前で2025年3月撮影。REUTERS/Shannon Stapleton/File Photo

[27日 ロイター] – 米国株式市場はS&P総合500種(.SPX), opens new tabが終値で最高値を更新し、5営業日続伸した。ただ、最新の決算報告に対する評価はまちまちで、医療保険会社の株価急落が大型決算を前にした楽観ムードを打ち消す形となった。ユナイテッドヘルス(UNH.N), opens new tabがヘルスケア株の下げを主導し、ダウ工業株30種(.DJI), opens new tabを押し下げた。2026年の売上高見通しがさえなかったほか、米政府が高齢者向け公的医療保険制度で民間保険会社が運営する「メディケア・アドバンテージ」について、2027年の政府から保険会社への支払いを前年比で平均0.09%引き上げる案を公表し、支払いが微増になることが背景。同業ヒューマナ(HUM.N), opens new tabとCVS(CVS.N), opens new tabも下落した。一方、国際貨物輸送大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)(UPS.N), opens new tabは26年の増収見通しを受けて株価は上昇。同業フェデックス(FDX.N), opens new tabも買われた。ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N), opens new tabも、第4・四半期の実質利益が増加したことを受けて上昇した。今週は主要企業の決算発表が予定されており、テクノロジー株は前日の上げ幅を拡大。マイクロソフト(MSFT.O), opens new tab、エヌビディア(NVDA.O), opens new tab、アップル(AAPL.O), opens new tab、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O), opens new tab、ブロードコム(AVGO.O), opens new tabが市場を大きく押し上げた。これにより、ナスダック総合(.IXIC), opens new tabは昨年10月下旬以来の高値を付けた。S&P500は日中最高値も更新し、7000の節目に迫った。

オサイック・ウェルスのチーフ市場ストラテジスト、フィル・ブランカート氏は、「きょうはメディケア保険料に関する発表によりダウが下落し、市場は少し二分化している」と指摘。その上で、「それ以外を見ると、市場は持ちこたえ、大型決算を待っているようだ」と語った。

またこの日発表されたコンファレンス・ボード(CB)の1月消費者信頼感指数はが予想以上に低下し、14年以来の低水準に落ち込んだが、ブランカート氏は「かなりひどい数字」は意外にも株式市場にさほど影響を与えなかったと指摘した。

S&P主要セクターでは情報技術(.SPLRCT), opens new tabが上げを主導。液晶ガラス基板大手コーニング(GLW.N), opens new tabが大きく値上がりした。交流サイト大手フェイスブックの親会社メタ・プラットフォームズ(META.O), opens new tabが人工知能(AI)データセンター向けの光ファイバーケーブルに関して、コーニングに2030年まで最大60億ドルを支払う契約を締結した。28日には超大型ハイテク7銘柄「マグニフィセント・セブン」の一角であるメタ、マイクロソフト、電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tabが決算を発表する予定で、過去1年の大半にわたって市場の上昇を支えてきたAIトレードが試されることになる。

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