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2026.01.27 14:34

UchuBizスタッフ

 スカパーJSATは1月26日、米国航空宇宙局(NASA)による有人月周回ミッション「アルテミス2」において、宇宙船「Orion」からの一方向ドップラー測定信号を受信する地上局として選定されたことを発表した。今回の測定で、地上局に選定されたアジアの民間企業はスカパーJSATのみだという。

 同ミッションにおいて、スカパーJSATの地上局は、Orion打ち上げ後の2026年2〜4月にかけて、地球周回軌道およびシスルナ空間(地球から月までの空間)での信号測定を担う。3基の13.5mアンテナ設備を活用してOrionからの電波を受信、周波数遷移(ドップラーシフト)を高精度に測定し、取得した追跡データをNASAへ提供することで、ミッションの安全な遂行を支援するとしている。

 同社は、1989年の民間初の通信衛星打ち上げ以来、35年以上にわたり人工衛星・地上局を運用しており、国内6拠点の衛星管制施設にアンテナ設備を保有している。今回活用される地上局設備は、2025年9月に開始した民間向け近地球追跡ネットワークサービス「JSAT Space Line」でも使用されているもの。月探査への活用は初めてとなる。

茨城ネットワーク管制センター(Space Port East:SPE):「アルテミス2」における一方向ドップラー測定で地球周回軌道および地球-月までの空間からの信号を受信する拠点の1つ(出典:スカパーJSAT)

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