2026年1月某日、カプコンはメディア向け先行体験会を実施。対象タイトルは、2026年2月27日に発売予定のNintendo Switch 2、プレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、Steam向けソフト『バイオハザード レクイエム』だ。
今回試遊できたのは、プレビュー用に特別編集されたバージョン。ストーリーやゲームの流れのつなぎなどは一部製品版と異なる部分があるとのこと。ゲームはレオンパート(短め)→グレースパート(長め)の順に進行し、再度レオンパートに戻って終了の流れだった。
なお、試遊に使用したハードはPS5で、文中のボタン表記もPS5版にしている。
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いかに資源を節約しつつ、生き延びるか? その場その場での状況判断が重要となるグレースパート
グレースパートでは、2025年に実施された各ゲームイベントでの出展バージョンでも訪れた、療養所という施設からの脱出が目的となる(時間軸的には出展バージョンの続き)。
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行動範囲は格段に広がっており、至る場所でゾンビが徘徊していて少し探索するだけでも緊張が押し寄せてくる。
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探索中にナイフやハンドガンを入手できた。弾はあちこちで拾えるが、拾える数にばらつきがあり、数も少なめ。また、ナイフでも攻撃はできるものの、耐久値の減少が激しく、ゾンビ1体倒すだけでボロボロになってしまう。ナイフはゾンビに掴まれたときの緊急脱出用としての使いかたもできるため、基本的には温存したほうがよさそうに感じた。
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ハンドガンの攻撃は、とくに明後日の方向へ誤射してしまうようなこともなく、ふつうに使える模様(最初はへっぴり腰でまともに扱えないのかな、と思っていた)。ゾンビの頭部や足を攻撃し、ひるんだところを体術の突き飛ばし(×ボタン)で転倒させることもできるようだ。ただし、本当に転倒させるだけで、ダメージはほとんど与えられない。とはいえ距離や時間をかなり稼げるのが便利で、そこから追い討ちをかける、あるいは逃げてしまうなどの対応策も取りやすい。![[IMAGE]](https://www.wacoca.com/news/wp-content/uploads/2026/01/a135007e7085979a7d5b41ce54c0e54d7.jpg)
ゾンビには結構な種類がいるようで、いずれも個性的。灯りが点いていると「消灯の時間です」と近寄ってきて、こちらには目もくれずにひたすらスイッチをオフにし続けるゾンビや(もうオフになっているのにスイッチを押し続ける)、オペラ歌手のように歌っているゾンビ、さらには「音を出すな」と言いながら、音に敏感に反応して襲ってくるゾンビなど多種多様。
ちなみに、音に反応するゾンビが唸り声をあげている別のゾンビに襲い掛かって倒してしまうといったこともあった。攻撃手段に乏しいグレースパートでは、こういったゾンビの特性を利用した戦術が生き残るための秘訣になりそうだ。
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施設内は鍵のかかった場所や仕掛けを解かないと到達できない場所などもあり、しっかりと探索しないと先には進めない仕組み。シリーズおなじみのアイテムボックスや、グリーンハーブを調合したりといったクラフト要素などもあり、歴代『バイオ』シリーズ作品の感覚が蘇ってくる。
道中では“血液検体”なるアイテムも確認できた。これは特定の部屋にあるレーザー顕微鏡で分析することで(簡単なパズルを解く必要あり)、さまざまなクラフト用レシピを入手できる。
おもしろいのが、施設内にある血だまりや、ゾンビを倒した際に飛び散った血液を採集し、それをクラフト材料として利用できる点。血液でハンドガンの弾や破血アンプル(未発見状態の敵を背後から一撃で倒せる。ひるませた敵にも有効)などもクラフトでき、つねに一定量の血液を持っておくと探索が捗りそう……と思いきや、スクラップなどのクラフト用素材も含めてカバンを圧迫してしまうのが痛し痒し。アイテムボックスを活用し、いつ、何を持ち出すかを考えつつ行動しなければならない。
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特殊なアイテムとしては、“アンティークコイン”なるものも確認できた。これは、特定の部屋にある自動販売機のような装置で使用できるもの。集めたコインを投入することで、以下のものが入手できた。サイドパック……カバンの容量を増加できるスタビライザー……銃の扱いや射撃の威力を向上するステロイド……体力の最大値を増加オーバーライドマニュアル……採血キット(入手した血液を貯めておけるアイテム)の容量を増加
いずれのアイテムも永久効果のようで、説明文を読んだだけで有用なのがわかる。筆者は迷わずサイドパックを選んだが、プレイスタイル次第ではスタビライザーやステロイドでグレースの能力を上昇させるのもいいかもしれない。
なお、対応する血液検体からレシピを入手すれば、ステロイドやスタビライザーをクラフトすることもできる模様。当然ながら入手できるクラフト素材には限りがあるので、その辺の取捨選択をどうするかが悩ましく、プレイヤーによって違いが出てくるだろう。
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探索を進めると、赤ちゃんのような見た目をした異常にデカい体躯のクリーチャーも出現。通路を完全にふさいでしまうほどの大きさだが、つねに移動しているようで、こっそり後についていく形でやり過ごせることも。しかし、あまり近づくと気づかれてしまい、逆に追いかけられるハメに。びっくりし過ぎて情けない声が出てしまった。
道中では、不意にゾンビの死体がバタバタと暴れ出し、全身が赤黒く変異した異形のクリーチャーになって襲ってくる場面もあった。過去シリーズ作の“クリムゾンヘッド”を思い起こさせる状況に思わず興奮。銃で撃ってもほとんどひるまず、動きも速いのでグレースで対処するのはかなり難しい。どうやらゾンビを倒す際、頭部を潰しておかないと変異する可能性があるようだ。
と、いったところでグレースパートは終了。相変わらず手汗がすごいことになっていた。
銃で撃ち、斧で切り裂く! 襲い来る敵を倒しながら進むレオンパート 今回試遊できたレオンパートはグレースパートの前と後の計ふたつ。便宜上、本稿では前編、後編と呼称する。
前編では、案内された医療施設内が、じつはすでにウイルスが蔓延した状態になっており、大量のゾンビから襲われる中で脱出を目指す流れ。
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とにかく大量のゾンビが出現し、それらと戦うことになる。レオンはハンドガン、大きめのハンドガン(レクイエムという名称。マグナムのように強力だが弾が少ない)のほかにサブ武器として手斧を常備しており、それらを使って立ち回ることになる。
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頭部や足を撃ってひるませた後に体術のキック(×)で吹き飛ばせる。壁際ならそのまま頭を壁に押し付けて蹴り潰すこともでき、爽快感とともにレオンの強さを実感できる。
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敵が持っていたチェーンソーを奪って使うこともできた。取り回しは重いが、ゾンビをガンガン切り刻むレオンの姿に爽快の言葉以外が出てこない。逆に、攻撃を受けるなどでチェーンソーを床へ落とすと、それをゾンビが拾って攻撃してくることも。つねにプレイヤー優位ではなく、こういったさりげない逆転要素は、ゲームに緩急が付いてとてもいい。
ゾンビを相手にしていると、時折レオンによる「効いただろ?」、「最高だ」など、彼らしいボヤきを聞けるのもグッド。思わず笑みがこぼれてしまう。
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グレースパートを挟み、レオンパートの後編へ。グレースパートで訪れた施設へ来ており、先へ進むことになった。
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赤ちゃんのような見た目の特大クリーチャーとのボス戦も。すぐそばで拾えたショットガンをメインに使って攻撃を仕掛けていく。クリーチャーは恐ろしく巨大だが、ショットガンでの攻撃であればひるませることもでき、そこから斧での追撃(R2)もできた。
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クリーチャーを倒すと、グレースパートで訪れた場所へ行けるようになる。グレースのときには歪んだ扉が開けられないシーンもあったが、レオンなら斧を使ってこじ開けられる。操作キャラによってできることや行動範囲が異なるため、同じ場所でもプレイ感覚はかなり違う。
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探索中にハンドガン用のパーツを入手できたので、武器の強化も行えるようだ。レオンパートでは手に入る武器や弾薬が多いものの、アタッシェケースでアイテムの管理を行う。容量はかなり多く、試遊時点ではまったく意識しなくてもあふれるようなことはなかった。ゲームが進むと整理が必要になってくるのかも?
先へ進むとゾンビが大量に出現。なかには前述した変異ゾンビもおり、素早く対処しないとすぐに囲まれてしまう。この辺の緊張感と爽快感とのバランスが絶妙で、“緊張感を持って臨む必要はあるが、気持ちよく戦える”ようになっている。全滅させて先へ進もうとしたところで、こちらのレオンパートも試遊終了となった。
主人公ごとに異なるモードで遊んでいる感覚。ひと粒で二度おいしいお得感 今回の試遊では、ふたりの主人公それぞれを使ってのプレイができた。グレースとレオンそれぞれで、予想以上にプレイ感が大きく違うのに驚いた。
グレースのパートは、少ない資源でやり繰りし、生存することを重視する、いわゆる“オールドスタイル”の『バイオ』。グレース自身の戦闘能力が低め、かつ手に入る武器や弾も少なめなので、必然的に敵を避けながら、もしくは特性を利用してやり過ごすことが重要になる。戦闘よりも探索重視のため、状況判断や観察能力が大切だと感じた。
対してレオンパートは、手持ちの武器や周囲の状況をも使って敵をなぎ倒していく戦闘メインのパート。当然レオン自身の戦闘能力が高く、入手できる弾も多いので、遠慮なくゾンビをぶっ倒せる。とはいえ、それらが決して簡単というわけではなく、状況次第ではチェーンソーなど敵が使っていた武器を利用する、あるいは体術で可能な限り多くの敵を巻き込んで攻撃するといった工夫が必要になる。試遊では試せていないが、ゲームの難易度を上げれば、そこはより顕著になるだろう。
主人公ごとのプレイ感は異なるものの、いずれもしっかりと『
バイオハザード』を感じさせる作り。通して1本の作品なのに、まるでふたつのゲームを遊んでいるかのようなお得感は、近年のシリーズ作品でもなかなか味わえなかったものだ。ここへ一人称視点、三人称視点の違いもあるので、遊びかたがさらに広がるのも素晴らしい。製品版への期待を煽るのには十分過ぎてやばいほどのプレイ体験だった。発売日が待ち遠しい!
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