
2022年7 月18日撮影。REUTERS/Dado Ruvic
[ブリュッセル 26日 ロイター] – 欧州連合(EU)加盟国は26日、2027年終盤までにロシア産ガスの輸入を停止するというEUの計画を最終承認し、法律として成立させた。
22年のロシアによるウクライナ侵攻から4年近くが経過し、EUのロシア産ガス輸入を恒久的に停止するという誓約が、法的拘束力を持つことになる。
26日にブリュッセルで開かれたEU閣僚会合で承認された。スロバキアとハンガリーは反対票を投じ、ブルガリアは棄権した。加盟国の全会一致が不要な手続きを採用したことから、ロシアからのエネルギー輸入に大きく依存し、ロシアとの緊密な関係を維持したいと考えているハンガリーとスロバキアの反対を押し切ることが可能となった。ハンガリーは欧州司法裁判所に提訴するとしている。
ウクライナ紛争以前は、ロシアはEUのガスの40%超を供給していた。このシェアは25年には約13%に低下した。
EUは26年末までにロシア産液化天然ガス(LNG)の輸入を停止し、27年9月30日までにパイプライン経由のガス輸入を停止する。冬の暖房シーズンを前にガス貯蔵施設をロシア以外の供給で満たすのに難航している国がある場合、停止期限を最大27年11月1日までずらすことを認める。
企業にはロシアとの新規のガス調達契約の締結を禁じる。既存の契約は解除を義務付ける。
2025年6月17日以前に締結した短期契約に基づく輸入は、LNGが26年4月25日、パイプライン経由のガスは6月17日に禁止する。長期契約は最終期限までに段階的に廃止する。
違反した企業は、年間の世界売上高の最大3.5%相当の罰金が科される可能性がある。
欧州委は、パイプライン経由のロシア産石油の調達を段階的に廃止し、ロシアの核燃料調達をやめる法案を今後数カ月以内に提案する予定だ。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.