朝日小学生新聞 佐藤克哉
千ち葉ばで日本選せん手しゅ団だんの結けつ団だん式しきと壮そう行こう会かい
イタリアでミラノ・コルティナ冬とう季きオリンピック(五ご輪りん)が2月6日に開かい幕まくし、8競きょう技ぎ116種しゅ目もくが行おこなわれます。決けっ戦せんを前まえに、日本選せん手しゅ団だんの結けつ団だん式しきと壮そう行こう会かいが1月18日、千ち葉ば県けん船ふな橋ばし市しで行おこなわれました。日本代だい表ひょうの選せん手しゅたちは最さい高こうの結けっ果かを出だそうと、きびしい練れん習しゅうにはげんでいます。選せん手しゅを代だい表ひょうし、フィギュアスケート女じょ子しの坂さか本もと花か織おり選せん手しゅは「エネルギッシュで元げん気きな日本選せん手しゅの姿すがたと笑え顔がおを届とどけられるように大たい会かいにいどみます」と活かつ躍やくをちかいました。(佐さ藤とう克かつ哉や)
冬とう季き五ご輪りん エネルギッシュに挑いどみます

エスコートキッズとともに壮行会会場に入場する日本選手団=1月18日、千葉県船橋市
選せん手しゅ「声せい援えんを力ちからに変かえる」
五ご輪りん史し上じょう初はじめて二つの都と市しの名な前まえがつく今こん大たい会かい。選せん手しゅの約やく半はん数すうは代だい表ひょう認にん定てい前まえのため、結けつ団だん式しき・壮そう行こう会かいに参さん加かした日本選せん手しゅ団だんは、選せん手しゅやコーチたち69人にんです。この日ひは、開かい会かい式しきで旗き手しゅを務つとめるスピードスケート男だん子しの森もり重しげ航わたる選せん手しゅが海かい外がいにいるため、坂さか本もと花か織おり選せん手しゅが旗き手しゅ代だい行こうを務つとめました。

壮行会で五輪への決意を話す坂本花織選手=1月18日、千葉県船橋市
壮そう行こう会かいでは、約やく6千人にんの観かん客きゃくがスタンドに集あつまり、選せん手しゅたちに声せい援えんをおくりました。各かく都と道どう府ふ県けんから選えらばれた「エスコートキッズ」とともに、選せん手しゅ団だんが入にゅう場じょう。子こどもたちは選せん手しゅの前まえで応おう援えんのパフォーマンスをひろうしました。
エスコートキッズには朝あさ小しょうリポーターののわさん(大おお分いた県けん・5年ねん)も参さん加かしました。「緊きん張ちょうしたけれど、楽たのしくできた。選せん手しゅのみなさんは優やさしく、迫はく力りょくがあった」と笑え顔がおで大たい役やくをはたしました。
アイスホッケー女じょ子し「スマイルジャパン」の主しゅ将しょう・小こ池いけ詩し織おり選せん手しゅは「会かい場じょうに入はいると、一いっ体たい感かんが伝つたわってきた。みなさんからパワー(力ちから)をもらえた1日にちだった」と感かん謝しゃしました。
フィギュアスケート男だん子しの鍵かぎ山やま優ゆう真ま選せん手しゅは「オリンピックでは勇ゆう気きと覚かく悟ごを見みせたい。この声せい援えんを力ちからに変かえ、いいパフォーマンスにつなげる」と言こと葉ばに力ちからをこめました。
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冬とう季き五ご輪りんに初はつ出しゅつ場じょうの2選せん手しゅ
輝かがやく姿すがたを見みせたい
吉よし村むら紗さ也や香か選せん手しゅ(カーリング女じょ子し)

五輪最終予選のアメリカ戦でショットを放つ吉村紗也香選手=2025年12月5日、カナダ・ケロウナ 朝日新聞社
カーリング女じょ子し日本代だい表ひょう「フォルティウス」の吉よし村むら紗さ也や香か選せん手しゅは、自じ身しん5度ど目めの挑ちょう戦せんで初はつのオリンピック(五ご輪りん)出しゅつ場じょうを決きめました。壮そう行こう会かい後ごは「いよいよだというわくわくした気き持もちと、緊きん張ちょう感かんが高たかまる時じ間かんだった。いい準じゅん備びをして、力ちからを出だし切きりたい」と気き持もちを引ひきしめました。
感かん謝しゃを胸むねに目め指ざす日本初はつの「金きん」
吉よし村むら選せん手しゅは2歳さいの息むす子こを持もつお母かあさん。育いく児じとカーリングを両りょう立りつし、五ご輪りんに挑いどみます。「この2年ねん間かんは家か族ぞくの支ささえ、チームメートの理り解かいがあり、ここにもどってこれました。感かん謝しゃをこめ、すべてを出だし切きりたい」と話はなしました。
小しょう学がく4年ねん生せいのときに同どう級きゅう生せいとカーリングを始はじめ、ジュニア時じ代だいから活かつ躍やくしました。大だい学がく生せいのときに、世せ界かいジュニア選せん手しゅ権けんに3年ねん連れん続ぞく出しゅつ場じょうし、2013年に銅どうメダルを獲かく得とく。しかし、過か去こ4度どの五ご輪りんは国こく内ないの代だい表ひょう選せん考こうで敗やぶれました。
去きょ年ねん12月、所しょ属ぞくチーム「フォルティウス」は五ご輪りん最さい終しゅう予よ選せんプレーオフでノルウェーに勝しょう利り。選せん手しゅたちは涙なみだを流ながしながら氷ひょう上じょうで抱だき合あい、五ご輪りん出しゅつ場じょうを喜よろこびました。
18年平ピョン昌チャン(韓かん国こく)五ご輪りん、22年北ペ京キン(中ちゅう国ごく)五ご輪りんはいずれも「ロコ・ソラーレ」がメダルを獲かく得とく。吉よし村むら選せん手しゅたちが目め指ざすのは、日本がまだ取とっていない五ご輪りんの金きんメダルです。「オリンピックで結けっ果かを出だして、日本のカーリングをさらに盛もり上あげたい」と大たい会かいを見みすえました。

取材後に記念写真をとる吉村紗也香選手=1月18日、千葉県船橋市
吉村紗也香(よしむら・さやか)
1992年1月30日生まれ。北海道出身。33歳。小学4年生のときにカーリングを始めた。ポジションは司令塔であるスキップ。2023年12月に第1子となる男の子を出産し、約1年の休養をへて復帰した。
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中なか井い亜あ美み選せん手しゅ(フィギュア女じょ子し)

全日本選手権の女子フリーで演技する中井亜美選手=2025年12月21日、国立代々木競技場 朝日新聞社
フィギュアスケート女じょ子しに出しゅつ場じょうする中なか井い亜あ美み選せん手しゅは17歳さいの高こう校こう生せい。1月15日、千ち葉ば県けん流ながれ山やま市しで壮そう行こう会かいが開ひらかれました。中なか井い選せん手しゅは「応おう援えんしてくれる人ひとたちに感かん謝しゃして、最さい後ごまであきらめずにがんばります。笑え顔がおで終おわれるよう、全ぜん力りょくを出だします」と決けつ意いを語かたりました。
夢ゆめのバトン つなぐ演えん技ぎを
中なか井い選せん手しゅは去きょ年ねん12月、グランプリファイナル銀ぎんメダルなどの活かつやくが評ひょう価かされ、自じ身しん初はじめての五ご輪りん代だい表ひょうに選えらばれました。「さまざまな大たい会かいを経けい験けんし、少すこしずつ自じ信しんがつきました。たくさんの応おう援えんのおかげで成せい長ちょうできました」とふり返かえりました。
中なか井い選せん手しゅが通かようのは通つう信しん制せいの勇ゆう志し国こく際さい高こう校こうです。スケートと学がく業ぎょうが両りょう立りつできることから、入にゅう学がくを決きめました。担たん任にんの高たか橋はし桃もも子こ先せん生せいは「いそがしい中なかでも勉べん強きょうの時じ間かんを見みつけるスケジュール管かん理りが、一いち流りゅうのアスリートだと感かんじます」とほめました。

勇志国際高校が開いた壮行会に出席し、ポーズをとる中井亜美選手=1月15日、千葉県流山市
中なか井い選せん手しゅがフィギュアスケートを始はじめたのは5歳さいのとき。テレビで見みた浅あさ田だ真ま央おさんの演えん技ぎにあこがれました。浅あさ田ださんの代だい名めい詞しだった大おお技わざ「トリプルアクセル」は、今いまでは中なか井い選せん手しゅの大おおきな武ぶ器きになっています。
子こどものころからあこがれてきた五ご輪りん出しゅつ場じょうまで、残のこりわずか。今こん度どは、中なか井い選せん手しゅが子こどもたちに夢ゆめを与あたえる立たち場ばになりました。「私わたしが浅あさ田だ真ま央おさんにあこがれたように、今こん度どは自じ分ぶんがオリンピックで最さい高こうに輝かがやく。夢ゆめを持もってもらえる演えん技ぎがしたい」と意い気きごみました。
中井亜美(なかい・あみ)
2008年4月27日生まれ。新潟県出身。17歳。25年10月、グランプリ(GP)シリーズ開幕戦のフランス大会で初出場優勝を果たす。GPファイナルは日本勢最上位の2位。同12月の全日本選手権で4位となり、五輪代表入りを決めた。
(朝日小学生新聞2026年1月20日付)

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