学び集大成 生まれた世界 21世紀美術館で金沢学院大芸術学部展

領域を横断した集大成の作品が並ぶ会場=金沢市広坂の金沢21世紀美術館ギャラリーAで

 金沢学院大芸術学部の卒業研究制作展が、金沢市広坂の金沢21世紀美術館市民ギャラリーAで開かれている。25日まで。

 同学部では、絵画、造形、ビジュアルデザイン、映像・メディア、デザイン工学の五つの領域を横断的に学ぶ。卒業制作として、4年生52人が絵画、デザイン、映像、立体などを出展した。

 中村れいらさんの作品「フクロウの洞(うろ)」は、森の動植物をモチーフに想像をめぐらせ、雑貨店を形にした。シカやネズミなど愛らしい動物をあしらったお茶のパッケージ、缶、ポーチなど、自身でデザインを手がけた多彩な雑貨が並ぶ。

 乾漆技法で制作したユニコーンの胸像や、荒海を突き進むハタハタの群れを画面いっぱいに描いた日本画、倒れにくく作業椅子としても使える木製の脚立など、それぞれの集大成を展示している。

 芸術学部の羽場文彦准教授は「いろんなジャンルの複合的な学びが、卒業制作につながっている。そこから生まれた世界をぜひ見て」と話している。

 観覧無料。午前10時〜午後6時(最終日午後5時まで)。(鈴木沙弥)

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