建て替えが計画されている熊本市の庁舎についてです。熊本市は新庁舎の工事費が土地の値上がりなどでこれまで示していた額の倍の885億円になることを明らかにしました。
22日の熊本市議会・特別委員会。新庁舎のイメージやコンセプトなどについて市が委員に説明しました。この中で、注目されたのが…。
■熊本市庁舎建設課・大津仁哉課長
「新庁舎の概算工事費は885億円となります」
熊本市が明らかにした工事費の倍増です。市庁舎の建て替えをめぐって熊本市は本庁舎をNTT桜町ビルの敷地に、中央区役所を花畑町別館跡地に建て替える計画を示しています。総工費は約616億円+α。このうち421億円の概算工事費が倍以上の885億円になったということです。さらに195億円の設計費などについては現在も精査中としています。
市はこの理由について土地の単価が当初の倍近くになったことや新庁舎に必要な床面積が増えたことが要因と説明しました。
■上野美恵子委員
「建築工事費が2倍に増えたということについては極めて大きな問題。これについては市民のみなさんにきちんと説明しないと」
■落水清弘委員
「なぜ4700平米広くなったのか。4700平米金額にして55億円。あえてこの55億円を投入する意味がどこにあるのか理解不明」
熊本市は基本計画の素案がまとまった段階のことしの4月~5月頃に市民への説明会を検討しているということです。
【スタジオ】
(緒方大樹記者)
まず、市はこれまで基本構想で総工費について616億円+αと示していました。
この内訳は概算工事費が約421億円、設計や用地取得などに195億円でした。
――「+α」とは?
庁舎建設は時間がかかる事業ですのでその間の資材や人件費の高騰を見込んだものでした。そして今回増えたのが、工事費の部分、421億円が885億円となりました。
熊本市によると今回の増額について、土地単価の高騰と市民アンケートなど様々な検討の結果供用スペースなど必要な床面積が当初より増えたからということです。国の交付金などを活用すれば市の負担は885億円の内約460億円になるなど全額を市が負担するわけではありませんが、引き続き丁寧な議論が求められます。

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