
エアカナダは、2026年12月17日に札幌/新千歳~バンクーバー線に就航することを発表し注目を集めていますが、今回は飛行時間に焦点を当てます。
本路線は、新千歳空港と北米を結ぶ唯一の路線となり、訪日外国人の需要を想定した路線ですが、北海道在住者にとっても非常に利便性が高い路線となります。
同社は、バンクーバーをハブとしてカナダ、アメリカ、メキシコの45以上の都市への乗り継ぎが可能としており、これまで両都市間の移動は、東京で乗り継ぐことが主流でしたが、今後この流れは変わることが予想されるのと同時に、訪日外国人にとっても新千歳空港の国内線ネットワークを利用し周遊観光が可能となります。
そして注目したいのが飛行時間で、新千歳空港からバンクーバーまでは8時間15分(バンクーバーから新千歳空港までは9時間10分)を予定しており、これは既存路線のシンガポール航空の新千歳~シンガポール線の飛行時間(新千歳発8時間35分、シンガポール発7時間35分)に近いものであることから、長距離飛行の心理的ハードルが下がり北米がより身近に感じることができるかと思います。またこの飛行時間は、エアバスのカタログ上、エアカナダが導入するA321XLRでの飛行可能な航続距離となることから、貨物搭載量などの課題はありますが、需要減退期は機材の小型化などで対応することも可能性となります。
少なくとも本路線は、多くのエアラインが参考データとして注目していることは間違いなく、今後多くの需要を獲得できた場合は、さらに北米路線が開設されていく可能性もありそうです。現在日本は、外国人観光客から観光資源に加え、物価の安さ、円安で大きな注目を集めており、その中でも新千歳空港は豊富な観光資源に加えて地理的な優位性から、長期的に広域なネットワークを構築することが期待されます。Photo : Air Canada
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