
写真はウクライナのフェドロフ新国防相。首都キーウで14日撮影。REUTERS/Andrii Nesterenko
[キーウ 20日 ロイター] – ウクライナのフェドロフ新国防相は、2022年2月のロシアによる侵攻後に収集した戦闘データを用い、人工知能(AI)モデルを訓練できるシステムを構築する考えを明らかにした。戦時データは他国との交渉における「切り札」の一つだとし、データを求める友好国と「一段と積極的に」作業を進める姿勢を示した。記者団に述べた内容が20日、明らかになった。
デジタル転換相を務め、先週国防相に就いたフェドロフ氏は「最前線のデータには非常に高い価値がある」とコメントした。ウクライナは戦闘の統計や上空から撮影した数百万時間に及ぶドローン映像など広範な情報を収集。こうしたデータはAIモデルの訓練にとって重要となるという。こうしたデータへの需要があるといい、収集データを使って、ソフトウエア製品の練度を高めるシステムを構築すると述べた。
フェドロフ氏は以前、ウクライナが米データ解析企業パランティアのAI技術を軍民両用途で利用していると述べていた。フェドロフ氏によると、シンクタンクの米戦略国際問題研究所(CSIS)やランド研究所、英王立防衛安全保障研究所(RUSI)から助言を受けている。
フェドロフ氏は、中国大疆創新科技(DJI)製で偵察に両陣営で広く使用されているドローン(無人機)の代替となる国産機を今月、試験することも表明した。製造元については明らかにしなかった。
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