
写真はスイス・ダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)で演説するカナダのカーニー首相。20日撮影。REUTERS/Denis Balibouse
[ダボス(スイス) 20日 ロイター] – カナダのカーニー首相は20日、トランプ米大統領がデンマーク自治領グリーンランド領有を巡り表明した、いかなる関税措置にもカナダは強く反対するとの考えを示した。
同首相はスイス東部ダボスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)で「カナダはグリーンランドを巡る関税に強く反対する」とし、「北極圏の安全と繁栄という共通の目標を達成するため、集中的な協議を求める」と述べた。
また、グリーンランドに対するデンマークの主権を支持するとした上で、志を同じくする国々と新たな同盟関係を構築したいとの考えを改めて強調した。
トランプ氏は17日、米国がグリーンランド購入が認められるまで、デンマーク、フランス、ドイツ、英国など8カ国からの輸入品の関税を2月1日から引き上げると述べた。トランプ氏は以前、カナダ併合にも関心を示しており、この日には人工知能(AI)で生成したカナダとグリーンランドを米国の一部として示す地図の画像を公開した。
こうした中、カーニー氏はトランプ氏や米国には言及しなかったものの、「もし大国が自国の権力と利益を追求するために、ルールや価値観を守るふりさえもしなければ、取引主義から得られる利益を長期的に持続することはより困難になるだろう」との考えを示した
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