ロシアがウクライナ攻撃、キーウで数千棟の暖房停止 氷点下15度

 ロシア軍は20日未明、ウクライナに対してドローンとミサイルによる複合的な攻撃を開始した。ウクライナ当局によると、氷点下の厳しい寒さの中、首都キーウでは数千棟の集合住宅で電力と暖房の供給が停止した。キーウで20日撮影(2026年 ロイター/Alina Smutko)

[モスクワ/ジュネーブ 20日 ロイター] – ロシア軍は20日未明、ウクライナに対してドローンとミサイルによる複合的な攻撃を開始した。ウクライナ当局によると、氷点下の厳しい寒さの中、首都キーウでは数千棟の集合住宅で電力と暖房の供給が停止した。

ロシア国防省は声明で、攻撃はロシアの非軍事施設に対するウクライナの攻撃への報復と表明し、ウクライナ軍を支援する軍事産業、エネルギー、輸送施設に対し攻撃したと述べた。

キーウのクリチコ市長は、今回の攻撃により集合住宅5635棟への暖房供給が断たれたと明らかにした。1人が負傷したほか、落下した破片で学校の校舎が損傷。同市の左岸地区では水道の供給も寸断された。

複数の当局者によると、キーウ州では、この攻撃で1人が死亡し、ガソリンスタンド2カ所が損壊した。

気温が氷点下を大きく下回る中、ウクライナのエネルギー部門や重要インフラを標的とした大規模な攻撃は、今月に入って2度目となる。

シビハ外相はXへの投稿で「ロシアによる昨晩の大量攻撃を受け、外気温がマイナス15度となる中でキーウの数千軒の家屋が暖房のない状態にある」とし「プーチン(ロシア大統領)による今朝の野蛮な攻撃は、ダボスに集まっている世界の指導者たちへの警告だ。ウクライナ国民への支援は急務だ」と訴えた。

シビハ氏は、同盟国に対し、エネルギー関連の追加支援や防空システム、迎撃ミサイルの緊急提供を改めて求めた。

ターク国連人権高等弁務官はスイス・ジュネーブでの会見でロシアの攻撃を非難。「攻撃の矢面に立たされているのは民間人だ。残酷としか言いようがない。攻撃を止めなければならない。民間人と民間インフラを標的にすることは、戦争のルールに明らかに違反する行為だ」と述べた。

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