
英政府は20日、中国の大使館をロンドン中心部に移設する計画を承認したと発表した。13日撮影(2026年 ロイター/Hiba Kola)
[ロンドン 20日 ロイター] – 英政府は20日、中国の大使館をロンドン中心部に移設する計画を承認したと発表した。
移設先は観光名所のロンドン塔に近い「ロイヤルミントコート」で金融街シティーにも近い。中国政府は2018年に広大な土地を購入し、移設計画を申請したが、諜報(ちょうほう)活動の拠点になるのではないかという懸念が浮上。議員や地元住民の反対もあり、決定が繰り返し延期されてきた。
政府は「決定を下すにあたり重要な考慮すべき事項を全て考慮した」とした上で「決定は、法廷で争われない限り最終的なものである」とした。
決定は、スターマー首相の中国訪問を今月控える中で下された。
22年、地元議会が計画を拒否し、習近平中国国家主席は昨年、スターマー氏に介入を要請。英政府は昨年、計画決定を国が判断すると主導権を握ったが、判断期限の延期を繰り返していた。
安全保障上の懸念があるにもかかわらず、承認プロセスに関与した英情報機関は、いかなる脅威も軽減できると述べた。
政府報道官は声明で「国家安全保障はわれわれの第一の義務だ」と述べた。移設に反対する市民らは法的措置を取る構えを見せている。
中国大使館は、英政府の決定に留意しているとする声明を発表した。
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