
どぶろくの飲み比べを楽しむ参加者=中能登町井田で
全国のどぶろくと、その生産者らが集まる「全国どぶろく研究大会」は16日、中能登町井田のラピア鹿島で開かれた。約130人の参加者が、コンテストや利き酒交流会で親交を深めた。
今回で17回目。能登半島地震の影響で、1年延期を経て開催。交流会では、参加者が会場に並べられた各地のどぶろくを飲み比べ、感想を共有した。同町産のどぶろくを味わった「農家食堂まえまき」(高知県奈半利町)の坂本年男さん(75)は「大変飲みやすく、おいしい。能登の復興の様子を目に焼き付け、地元でも発信したい」と話した。
コンテストには、淡麗の部、濃芳醇(ほうじゅん)の部の2部門に計63銘柄が出品。「農家レストラン由紀っ娘」(愛媛県東温市)の「由紀っ娘物語」甘口と辛口が両部門で最優秀賞に輝いた。夫婦2人で醸造する藤井省三さん(76)と妻の由紀枝さん(77)は「二人三脚でやってきたことが評価されうれしい。誰でも飲みやすいどぶろくに仕上がっている」と喜んだ。
事例発表では、中能登町観光協会の船木清崇会長が、毎年12月12日に行われる「どぶろく宣言」などの企画を紹介。魅力発信に取り組む北陸先端科学技術大学院大と金沢工業大のチームが研究内容を発表した。
同町二宮の天日陰比咩(あめひかげひめ)神社では17日、大会に出品されたどぶろくを一般客が味わえる「どぶろくフェスティバル」が開かれ、地域住民や観光客ら約500人が来場。飲み比べを楽しんだ。 (浜中創太)
◇優秀賞に選ばれた銘柄 淡麗
奥の奥(岐阜県郡上市)、八平達磨(兵庫県豊岡市)、鬼ババァーKYOTO(京都府福知山市)▽濃芳醇 まごたりん(富山県南砺市)、奥の奥紅(岐阜県郡上市)、どぶろく竹城(高知県津野町)

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