広島市・安佐動物公園で「クワイエットアワー」を初実施 — 感覚過敏に配慮し、誰もが安心して楽しめる動物園へ —

【安佐動物公園「クワイエットアワー・アット・ザ・ズー」】
広島市の安佐動物公園にて、昨年12月と1月6日の計3日間、「クワイエットアワー・アット・ザ・ズー」が実施されました。公明党の西田浩市議(幹事長)とともに視察し、阿部勝彦園長、そして障害者団体・一般社団法人広島県手をつなぐ育成会の金子麻由美会長からお話を伺いました。
◆ クワイエットアワーとは
クワイエットアワーは、感覚過敏のある方々に配慮し、一定の時間帯に音や光などの刺激を抑えた環境で営業を行う取り組みです。イギリスをはじめ欧米で広がり、日本でも家電量販店やドラッグストアなどで導入が進んでいます。
広島市内では、サッカースタジアム(エディオンピースウイング広島)に、感覚過敏のある方が安心して観戦できる「センサリールーム」が常設されています。
◆ 安佐動物公園での取り組みの目的
安佐動物公園の「クワイエットアワー・アット・ザ・ズー」では、園内の音や光などの刺激をできる限り抑えた「静かな時間」を設け、感覚過敏のある方が安心して動物観察や学びを楽しめる環境づくりを目指しています。
◆ 入場時の丁寧な説明と広がる理解
実施当日、動物公園の入口では、すべての入場者に対してクワイエットアワーの趣旨を丁寧に説明されていました。
金子会長は、「当事者の方だけでなく、一般の方にも感覚過敏のある人がいて、こうした取り組みがあることを知っていただけるのが本当に嬉しいです」と話されていました。
◆ カームダウンスペースやセンサリーマップの工夫
園内には、「カームダウンスペース」や「落ち着いて過ごせるエリア」の設置に加え、「鳴き声や音が大きい」「明暗の変化が激しい」「急な動きがある」といった場所を示す立札など、さまざまな配慮が施されていました。配布されたチラシには「センサリーマップ」も掲載されています。
担当職員の方からは、「取り組みを進める中で、あらためて音に意識を向けると、今まで気づかなかった場所に気づきました」とのお話があり、当事者の思いに寄り添おうとする姿勢に、金子会長も私も深く感動しました。
◆ 今後に向けた園長の思い
阿部園長からは、今回の実施を踏まえ、寄せられた意見を参考にしながら、より良い取り組みとなるよう検討を進めたいとのお話がありました。
この取り組みを形にし、推進してくださった園長をはじめ職員の皆さまに、心より感謝申し上げます。今後も「クワイエットアワー・アット・ザ・ズー」が継続・発展していくことを願っています。
◆ 市議会での提案から実現へ
なお、この取り組みは、2024年の広島市議会12月定例会における一般質問で「安佐動物公園におけるクワイエットアワーの導入」を提案したことが契機となり、今回の実施へとつながりました。
■広島市議会 令和6年第5回定例会(12月本会議)田中勝 一般質問
被爆80年の取組、クワイエットアワーの取組など(2024年12月7日)
https://www.komei.or.jp/km/tanaka-masaru-hiroshima/2024/12/07/123035/
障害の有無にかかわらず、誰もが支え合いながら暮らせる共生社会の実現を目指し、周囲の環境や社会の側が配慮と工夫を重ねることで、心温かい社会が広がっていくことを願っています。
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