ウクライナ、ティモシェンコ元首相を捜査 議員買収疑惑=関係筋

ユリア・ティモシェンコ元首相。1月14日、キーウで撮影。REUTERS/Andrii Nesterenko

[キーウ 14日 ロイター] – ウクライナの汚職捜査当局が、汚職の疑いでユリア・ティモシェンコ元首相を捜査していることが関係者の話で分かった。最高会議(議会)での投票を巡り議員を買収したとしている。

国家汚職対策局(NABU)は14日、ある野党の代表に汚職容疑での訴追を通知したと明らかにした。ティモシェンコ氏を名指ししていないが、事情に詳しい関係者はロイターに対し、同氏が捜査対象だと明かした。

NABUは先月、議会での投票を巡り金銭を受け取る「組織的」な計画に加わったとして、他の複数議員への捜査を公表していた。

ティモシェンコ氏は捜査について具体的に言及していないが、「全ての容疑」を否定し、裁判で無実を証明すると表明した。

NABUによると、議員の買収は1回限りの取り決めではなく、前払いを想定した定期的な協力の仕組みだった。議員らは法案への賛否について指示を受けることになっていたという。

欧州連合(EU)を目指すウクライナにとって汚職根絶は極めて重要な取り組み。

ティモシェンコ氏は約20年前の民主化運動「オレンジ革命」で主導的な役割を果たし、2005年と07─10年に首相を務めた。近年は政治的影響力が低下し、同氏が代表を務める野党「祖国」は議会(定数450)の議席が24前後となっている。

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