ロシア、NATOの「グリーンランド脅威論」は作り話と批判

グリーンランドの旗、コペンハーゲンのチボリ公園で8日撮影された提供写真

[モスクワ 15日 ロイター] – ロシアは15日、ロシアと中国がグリーンランドの脅威になっているとする北大西洋条約機構(NATO)の主張について、人為的にヒステリーをあおるための作り話に過ぎないと批判し、北極圏での対立をエスカレートさせる戦略は極めて危険だと指摘した。

ベルギーの在ロシア大使館はロシア政府系紙イズベスチヤへの声明で、グリーンランド周辺の情勢を深刻な懸念を持って注視していると述べ、北極圏全域で平和と安定が維持されるよう求めた。

「ロシアと中国の脅威の増大という虚偽の口実の下で、NATOは北極圏の軍事プレゼンスを強化し、北極圏の軍事化を加速させる道に乗り出した」と批判した。

また、グリーンランド防衛を巡る欧州の最近の発言を列挙し、「NATOはグリーンランド問題に関する米国の発言を、反ロシア・反中国のアジェンダを推進するためだけに利用していることが分かる」と主張した。

さらに、「こうした好戦的な計画の扇動者たちは、自らが作り出した架空の課題に訴えている」と述べ、NATO情報機関のブリーフィングにアクセスできる西側諸国の外交官ですら、グリーンランド近海でロシアや中国の潜水艦が近年目撃されていないことを認めていると指摘した。

「これはヒステリーが人為的にあおられていることを示している」とし、「北極圏での対立を激化させるNATOの政策は逆効果であり、極めて危険だと考えている」と述べた。

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Andrew Osborn

As Russia Chief Political Correspondent, and former Moscow bureau chief, Andrew helps lead coverage of the world’s largest country, whose political, economic and social transformation under President Vladimir Putin he has reported on for much of the last two decades, along with its growing confrontation with the West and wars in Georgia and Ukraine. Andrew was part of a Wall Street Journal reporting team short-listed for a Pulitzer Prize for international reporting. He has also reported from Moscow for two British newspapers, The Telegraph and The Independent.

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