By
Ansa
掲載日
2026年1月14日
2015年から2024年にかけて、世界の宝飾品貿易額は2015年の970億ユーロから2024年には1300億ユーロ超へと拡大した。中国はシェアを落とし、世界市場における比率は23.5%から15.7%へ低下した。イタリアはとりわけ力強く回復し、シェアを2015年の5.8%から2023年に8%へと伸ばし、2024年には11.2%に到達。フランス高級品のハブであり、イタリア製を含む宝飾品の中継国でもあるスイス、さらにインドを上回った。メディオバンカの調査部門による業界レポートによれば、この結果は、メイド・イン・イタリーがハイエンド市場において、デザイン、品質、ポジショニングの面で強みを発揮していることを裏付けている。
ヴィチェンツァオロで展示されたネックレス
ただし、2024年のイタリアの躍進の一部には、トルコ向け輸出の「異例の」動きが影響している点には留意が必要だ。コンフィンドゥストリア・フェデロラフィの研究センターの資料によれば、2025年1~9月の同セクターの輸出は前年同期比で15.2%減少した。
この反落は、過去3年間の持続的な成長に対する自然な調整という側面もあるが、主因はトルコ向け輸出の縮小である。2024年に驚異的な伸び(+468.7%)を記録したトルコは、2025年には大幅に減少し、1~9月で52.2%減となった。米国向けの販売も減少した(想定ほどではないにせよ)。一方、UAE、スイス、英国、スペイン、日本、中国など、いくつかの主要市場では成長の兆しが見られる。
中国の市場シェア低下には、いくつかの要因がある。低コスト国(インド、タイ、インドネシア)への生産移転、米国の制限的な貿易政策、そして国内需要の高まりに伴う輸出の減少だ。同時に、新たなプレーヤーも台頭している。UAEは物流・税制のプラットフォームとしての役割を背景に国際的なハブとしての地位を確立し、トルコや東南アジアのいくつかの国は、製造の競争力と投資誘致力を武器にシェアを伸ばしている。

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