ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.01.14 13:49
4年前、慶尚南道金海(キョンサンナムド・キムへ)のある自動車部品会社に採用されたカンボジア国籍のコイ・デイビーさん(37)は、希望に胸を膨らませて韓国に来た。しかし、会社での生活は苦難の連続だった。会社代表による罵声や暴言が原因だった。韓国語を正確に聞き取れず、業務でわずかな行き違いが生じただけでも、すぐに暴言が浴びせられた。耐えかねた彼は2カ月後、雇用労働部傘下の慶尚南道金海雇用支援センターを訪れ、「仕事を続けるのが難しい」と訴えた。
しかし、その後さらに大きな苦難が始まった。助けを求めてたびたびセンターを訪れていたことが、会社側に知られた。そこから職場内いじめが始まった。ついには猛暑注意報が出ていた同年6月30日、社長から「会社を出て行け」と通告された。勤務時間中に追い出された彼は、約4キロメートル離れた宿舎に向かって一人で歩いた。
一方的な解雇通告を受けた後の帰り道。すでに最悪の状況だったが、その後さらにひどい出来事が続いた。中央日報が韓国移住労働財団を通じて入手した映像には、歩いていたコイさんの後を何者かが車で追いかける様子が収められていた。車に乗った人物はコイさんに向かって「おい、乗せてやろうか。ばか野郎」「家に帰れ」と叫んだ。韓国移住労働財団のアン・デファン理事長は「罵声を浴びせていた人物が会社代表だ」とし、「職場内のいじめとして申立てを行い、告訴もした」と明らかにした。その後も会うたびに暴言を浴びせていた会社代表は、侮辱や脅迫などの容疑で起訴され、昨年9月18日に罰金刑を言い渡された。
法務部移民政策研究院が移民6000人を対象に差別経験の有無を調査した結果、回答者のおよそ4人に1人(25.2%)が「差別を受けたことがある」と答えた。差別を受けた場所は、コイさんのように職場・仕事場が45.4%で最も多かった。差別を受けた理由としては「国籍」(67.1%)が最多で、「韓国語の水準」(43.8%)や「外見」(27%)を挙げた人も少なくなかった。
しかし、差別に抗議したケースは多くなかった。「差別を受けた」と答えた人のうち、自身が受けた出来事について「是正要求」をしたと答えたのは21.9%にとどまった。是正要求をしなかった理由としては「問題を起こしたくなかった」(43.2%)が最も多く、「要求しても変わらないと思った」(27.5%)が続いた。
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