ウクライナ議会、シュミハリ氏のエネルギー相起用案を否決

ウクライナ国防相を退任するシュミハリ前首相。2025年12月、ブリュッセルで撮影。REUTERS/Yves Herman

[キーウ 13日 ロイター] – ウクライナ最高会議(議会)は13日、国防相を退任するデニス・シュミハリ前首相をエネルギー相に横滑りさせる人事案を否決した。与党の20人超と野党3党が棄権したため、賛成が210票にとどまり、承認に必要な226票に届かなかった。

2月にロシアによるウクライナ侵攻から4年が経過するのを前に、大規模な内閣改造を図るゼレンスキー大統領に議会が反発した格好だ。

キーウを拠点とする政治アナリスト、ボロディミル・フェセンコ氏は「これはゼレンスキー氏が議会への統制力を失いつつある兆候だ」とし、与党内での不和はこれまでもあったものの、過去の大統領は必要な票を集めることができたと指摘した。

ロシア侵攻後、議会は事実上形式的な機関にとどまっている。

シュミハリ氏は昨年まで5年超にわたって首相を務めた後、国防相に就いた。エネルギー部門は大規模な汚職疑惑の打撃を受け、ロシアによるインフラ攻撃で機能不全に陥っており、ゼレンスキー氏は立て直しのためにシュミハリ氏をエネルギー相に指名していた。

エネルギー相を巡ってはスビトラーナ・フリンチュク氏が昨年11月に辞任して以来、約2カ月にわたって空席になっている。

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