
写真は欧州委員会のクビリウス委員(防衛・宇宙担当)。スウェーデンのサレンで11日撮影の提供写真。TT News Agency/Henrik Montgomery via REUTERS
[ サレン(スウェーデン)12日 ロイター] – 欧州委員会のクビリウス委員(防衛・宇宙担当)は12日、デンマークから要請があれば、欧州連合(EU)は同国の自治領であるグリーンランドの安全保障を支援できるという認識を示した。
さらに、米国がグリーンランドを軍事的に占領すれば、「北大西洋条約機構(NATO)の終えん」を意味するというデンマーク首相の見解に同意するとし、欧米関係に「非常に深刻な悪影響を及ぼすだろう」と述べた。
トランプ米大統領は、ロシアや中国が将来的に鉱物資源に恵まれた北極圏の領土を支配することを防ぐために、米国がグリーンランドを領有する必要があるという考えを繰り返し表明し、武力行使によるグリーンランド取得の可能性も排除していない。
クビリウス氏は、米国の軍事侵攻は起こらないだろうとしつつも、デンマークが軍事侵攻に直面すれば、EU条約に基づき、加盟国は援助する義務があると述べた。さらに、デンマークが要請すれば、EUは軍隊派遣や軍事インフラ供与など、グリーンランドの安全保障を強化できると述べた。
また、欧州は独自で軍事力を強化する必要があるとしながらも、米国がNATOから離脱することになれば、極めて厳しい状況になると指摘。「米国抜きで独立し、欧州を防衛する準備を整えるのは非常に大きな課題となるだろう」と述べた。
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