ネットニュース編集者 中川淳一郎
2026/01/11 13:00
佐賀の「食」を改めて振り返ると食材がバラエティーに富んでいるし、工夫をしている、と感じています。佐賀に引っ越していきなり食べたのが、太良町の竹崎ガニ。茹でるのは想定内でしたが、味噌汁になっていて仰天した。えっ? 味噌汁ごとき(失礼!)に高級蟹を使うの? と。
その後も人生初の食体験が多かった。上海ガニに似たツガニを茹でたり、シオマネキを塩漬けにした「がん漬け」も想定とはかけ離れた食べ物でした。挙げ句の果てには佐賀市の居酒屋ではムツゴロウとワラスボとアナジャク(アナジャコ)が出てくる。いずれも人生で一度も食べたことはなかったのですが、アナジャクの素揚げは甲殻類好きの私にとっては非常に美味でした。
1月7日に唐津市大良の「鬼火焚(た)き」に参加しました。毎年この日に門松などを焼き、無病息災や家内安全を祈願する風習ですが、恒例として、節を取った竹の中に日本酒の「太閤」を入れて、焚火の近くでお燗をする。火の番をした松本康裕さんは、私に「ちょっと飲んでみて」と燗の具合を聞く。「まだぬるいッスね。43度ぐらいじゃないですか?」「じゃああと3分やりますかね」で「おっ、コレはいい!」となる。竹の風味が太閤に移り、日本酒が苦手な私も人生で3回目ぐらいの「日本酒ってウマいんだな」と感じたのでした。
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