極右党首に卵投げつけた男に罰金刑 フランス

フランスの極右政党「国民連合(RN)」のジョルダン・バルデラ党首の頭に卵を投げつけたジャンポール被告(2026年1月9日撮影)。(c)Valentine CHAPUIS/AFP

【AFP=時事】フランスの裁判所は9日、フランスの極右政党「国民連合」のジョルダン・バルデラ党首の頭に卵を投げつけたジャンポール被告に対し、執行猶予付き拘禁刑と罰金1000ユーロ(約18万円)を言い渡した。

さらに、損害賠償500ユーロ(約9万円)、弁護士費用600ユーロ(約11万円)の支払いも命じた。

フランス大統領の任期は5年で、連続2期までと定められており、現職のエマニュエル・マクロン大統領は2027年の次期大統領選に出馬できない。このため反移民を掲げる国民連合は絶好のチャンスをつかんでいる。

大統領選に3度出馬したマリーヌ・ルペン氏は、国民連合から再出馬を希望しているが、昨年、公金不正流用罪で5年間の公職追放を言い渡された。

ルペン氏は、来週から始まる控訴審で有罪判決を覆したいと考えており、判決は今夏下される見込みだ。

一方で既に、必要であれば自身の代わりにバルデラ氏が出馬する可能性もあると述べている。

ジーンズと紺色のウールジャケットという服装で被告人席に立ったジャンポール被告は、「暴力的」な行為だったことを認めて謝罪したが、有権者には目を覚ましてもらいたいと述べた。

ジャンポール被告は、バルデラ氏に卵を投げつけたのは「国民に、私たちが眠りに落ちつつあることを警告するためだ」「彼ら(極右)が権力を握ったら、手遅れになる」と主張した。

元農業従事者のジャンポール被告は昨年11月29日、南部の町モワサックで行われたバルデラ氏の新刊発売記念イベントの列に並んでバルデラ氏に接近し、卵を投げつけた。

ジャンポール被告は、2022年大統領選でも極右候補だったエリック・ゼムール氏に卵を投げつけ、有罪判決を受けている。
【翻訳編集】AFPBB News

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