
メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。
作成日時 :2026年1月9日15時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
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メキシコペソ/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
先週のメキシコペソ/円は高止まりの展開
米軍が3日にベネズエラに侵攻し大統領を拘束した影響が注目された5日、ペソ/円は一時8.771円前後まで上昇して1年半ぶりの高値を付けました。中南米の地政学リスクが高まってもおかしくないところでしたが、米国を筆頭に株価が世界的に値上がりしたことからペソ/円も上昇しました。その後は失速しましたが、8.70円台を割り込むと押し目買いが入るようで底堅さを維持。週末にかけて緩やかに切り返しており、日本時間9日の15時時点では8.740円前後で推移しています。ただ、トランプ政権による「フェンタニル関税」と「相互関税」が違法かどうかを巡る判決を、米最高裁判所が9日にも発表する可能性があるとのことでやや伸び悩んでいます。
今週のメキシコペソ/円の注目ポイントはトランプ関税
仮に、米最高裁判所が下級審の判断にのっとり、トランプ関税について違法判決を下せば、ペソの追い風になりそうです。ただ、トランプ政権は最高裁の違憲判決に備えて、別の法的根拠を盾にした「プランB」の関税政策を用意しているとも伝わっています。週末の間にも大統領が何らかのメッセージを発する可能性がある上に、週明けにはトランプ関税を巡る市場の混乱が再び発生することも考えられます。いずれにしても、米最高裁判所の判決が出れば、ペソはトランプ関税に振り回される公算が高まるでしょう。
今週のメキシコペソ/円の見通し
予想レンジ
8.450~8.850円
基調
波乱含み
今週の注目ポイント
☆ 最高裁判決に対するトランプ政権の動向
・主要国株価、国際商品価格
メキシコペソ/円(MXN/JPY) FX為替レート・チャート

株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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