深刻な人材不足に燃油価格や人件費の高騰…運輸業界は様々な課題を抱えています。どう打開していくのか業界の関係者が集まった賀詞交歓会で聞きました。

 鹿児島市で開かれた賀詞交歓会には、県内のバスやタクシー、トラックなど運輸業界の関係者が集まりました。

(県交友会 中村博之会長)
「人を増やす、(労働)時間を延ばすという従来の発想から一歩進んで人手不足を前提とした対応策を具体的に講じていくことが重要」

 2025年、関係者を悩ませた燃油価格の高騰。12月には暫定税率が廃止され7日に発表された県内のレギュラーガソリンの平均価格は167.9円と4年3か月ぶりに170円を切りましたが。

(県トラック協会 鳥部敏雄会長)
「燃料が安くなったわけではない。下がっただけであって依然としてコストは高いままで止まっている。それに合わせてやはり人件費も上げていく必要がある」

 ドライバーの長時間労働を規制するいわゆる2024年問題以降、様々な工夫を続けています。

(県トラック協会 鳥部敏雄会長)
「フェリーの活用だったりあとは特に中継輸送。関東に運ぶにあたっては関西あたりで中継をするとかそういう中継輸送も今だいぶ進んでいるので状況としてはだいぶ改善しつつある」

 タクシー業界でもドライバー不足が深刻な中、2024年に始まったのがタクシー会社の管理のもと一般ドライバーが客を送迎する「日本版ライドシェア」。9日から阿久根市でも実証運行が始まるなど徐々に広がっていますが、課題も。

(県タクシー協会 下小薗充会長)
「働きたい人とライドシェアを供給できる時間が合わない。そこがマッチして1日中ライドシェアが稼働していけばもっと楽になるとは思うが、要は働く人がいない」

 業務の効率化などで労働力不足をどうカバーしていくか。運輸業界の正念場は続きそうです。

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