
1月8日、フランス航空宇宙工業会(GIFAS)は、大国が地政学的優位性を追求する中、世界的サプライチェーン(供給網)が「武器化」される事態に懸念を表明した。写真は、パリ国際航空ショーで、サフランのアンドリエスCEOによるRISEエンジンのプレゼンテーションに出席するマクロン仏大統領。パリ・ル・ブルジェ空港で2023年6月代表撮影(2026年 ロイター)
[パリ 8日 ロイター] – フランス航空宇宙工業会(GIFAS)は8日、大国が地政学的優位性を追求する中、世界的サプライチェーン(供給網)が「武器化」される事態に懸念を表明した。
フランスのエンジンメーカー、サフラン(SAF.PA), opens new tabの最高経営責任者(CEO)でGIFASの会長を務めるオリヴィエ・アンドリエス氏は、航空宇宙業界が必要とするレアアース(希土類)は90%が中国から供給されていると指摘。米中間の貿易戦争は休戦状態にあるにもかかわらず、レアアースの需給は依然として逼迫していると強調した。
アンドリエス氏は「サプライチェーンが武器化される傾向が見られる。その動きは、地政学的に有利な立場を確保するため、資源が(特定国からの)供給に依存している状況を利用する方向にある。こうした動きは特にレアアースで顕著だ」と述べた。
一方でアンドリエス氏はフランス、ドイツ、スペインによる次世代戦闘機開発計画(FCAS)の将来についての質問に「フランスとドイツの間では最高レベルで計画を推進する非常に強い政治的意向がある。だが計画を進めるためには合意が必要であり、製造各社が協力して取り組むことを受け入れなければならない」と述べた。FCASは現在、エアバス(AIR.PA), opens new tabとダッソー・アビエーション(AM.PA), opens new tab間の見解の相違により暗唱に乗り上げている。
さらにアンドリエス氏は、トランプ米大統領がグリーンランドの取得に意欲を示していることについて、外国製武器の購入を巡る議論が一段と白熱することになると指摘。「われわれは無論、米国のパートナーであり同盟国であるが、われわれは自国の主権を確立する必要があり、自国の将来を全面的に他国へ委ねるべきではない」と語った。
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