高知県室戸市の県漁協室戸魚市場が、老朽化や水揚げ額の減少などで、2026年3月末に閉鎖することが分かりました。

室戸市中心部の室津港にある県漁協室戸魚市場は、年間の水揚げ額が1990年代のピーク時には10億円を超え、1日に50隻近くの漁船が出入りしていました。

しかし、黒潮大蛇行の影響などで地元の特産品のキンメダイの漁獲量が減ったことなどから、 2024年の水揚げ額は1億円まで下がり、市場に水揚げする漁船も1日平均で5隻まで減っています。
また、市場の建物は建て替えから50年以上が経ち老朽化が進んでいます。こうしたことから県漁協は、建て替えや改修が困難と判断し、3月末に閉鎖する方針を決めました。4月以降は、室戸岬魚市場に統合されるということです。

室戸の市街地から一番近い位置にあり、明治時代から続いてきた魚市場の閉鎖。近くで90年以上続く鮮魚店の男性はー。

■有限会社浦戸屋商店・岡峯利明代表取締役
「残念だけど、しょうがない…」

県漁協室戸統括支所は「老朽化が進んで水揚げが減るなか、市場を建て替えて残すことの費用対効果が見込めない状況になっている。建物もいつ大きな被害が出てもおかしくない。統合せざるを得ない」としています。

WACOCA: People, Life, Style.